「緑のアナベル」は、アジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属)の落葉樹の緑花です。
「アメリカノリノキ」の園芸品種で、日本のアジサイと近い品種です。
花はアジサイに似た小花(偽花)が多数つきます。
花色は緑で、咲き進むと白やピンクになり、花期は6月から7月です。
つまり、「緑のアナベル」は若いアナベルの花という事になります。
今回は、「緑のアナベル」の花言葉について解説します。
「緑のアナベル」の花言葉
「ひたむきな愛」「神への信頼」「辛抱強い愛情」といいます。
いずれも良い意味の言葉で、愛情を伝える贈り物に向きます。
「ひたむきな愛」
「ひたむき」とは、忍耐強く一途という意味になります。
いずれ満開になり色づく時を待つ、「緑のアナベル」の様子を、成就を信じて一途に愛し続ける人に喩えた花言葉です。
「愛は信じる事」といいますが、疑いの中で愛は育ちません。
信用出来ない人を愛する場合も、相手を信じているのではなく、自分が感じた気持ちを信じ続けているという意味で、ひたむきです。
恋人への愛情表現や、恋の告白へ添えるのに向く花言葉です。
「神への信頼」
神への信頼も、ひたむきな信仰を向けて表すものです。
キリスト教の場合「神を試してはならない」といいますが、これもつまり、神を信用し疑ってはならないという意味になります。
日本ではあまり信仰に熱心な人はいませんが、心に信頼できる神がある事は、判断を迷わず揺らがないという利点があります。
無論、その神が信頼できるような教義であるかが重要で、大した理解もないのに、勧められるまま信頼するというスタンスではいけません。
信仰に篤い人へ贈るのに向く花言葉です。
「辛抱強い愛情」
こちらも「ひたむきな愛」の言い換えです。
何があっても愛情を持ち続ける辛抱強さは美しいものです。
一方、相手がそれに胡座をかいて、利用するようになる事もあり得ます。
そんな時、相手をたしなめるのが、本当に愛情深い態度と言えるでしょう。
人気の落ちた芸能人を応援する友人などへ贈るのに向きます。
「緑のアナベル」の豆知識
アナベルの名は、西洋の女性名の1つで、古代ギリシャ語の「アマビリス(愛すべき)」が元になったものです。
具体的に誰を指したものかは諸説ありますが、作家「エドガー・アラン・ポー」の最後の詩『アナベル・リー』ではないかとも言われています。
まとめ
「緑のアナベル」はすっきり美しい花です。
花言葉を知れば、そこに込められた思いにも触れられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。