独特な姿で人気の高いナッツ、「ピスタチオ」はウルシ科カイノキ属の落葉樹です。
イラン、アフガニスタンを含む中央アジア原産で、紀元前6500年頃から食べられていました。
花は赤みがかった黄緑で、小花が円錐形に積み上がり、花期は春です。
果実は殻の一部が割れた独特な形で、熟した後落ちます。
今回は、「ピスタチオ」の花言葉について解説します。
「ピスタチオ」の花言葉
「勝利」「幸運」といいます。
いずれも良い花言葉で、幸せを勝ち取って欲しい人への贈り物に向きます。
「勝利」
トランプの「ポーカー」で「ナッツ」というと、自分の手札の役が確実に一番強い状態を指す言葉です。
つまり、勝ちが確定した状態という意味で、この花言葉の由来になっています。
これは、アメリカの西部開拓時代、ポーカーでギャンブルする時、負けの金を支払わず逃げたりしないように、馬車の車輪の「ナット(ナッツ)」を外してテーブルに置くようにした事が語源です。
つまり、食べるナッツではなく、駄洒落です。
勝つ事は嬉しいものですが、勝ち続けようと思うと辛くなっていきます。
「負けられない戦い」ばかりでは、どこかで破綻します。
具体例を挙げるなら、営業成績トップなので文句は言われないけれど、態度が悪く皆に反感を買っている、というような状態です。
こうなると、営業成績が落ちた瞬間、皆に攻撃される事になります。
これを避けようとトップを維持するため、なりふり構わなくなり、更に周りに嫌われるのです。
自分がそういう流れに入っていると気付いた時は、自分が勝つために疎かにしている事を、今一度見直してみる必要があるでしょう。
ここ一番で勝ちたい時、「ピスタチオ」を食べれば、勝利への活力が湧くでしょう。
「幸運」
ポーカーでナッツになる事が幸運、というのが1つめの由来です。
もう1つは、イタリアのシチリア島カターニア県のブロンテ村で、「ピスタチオ」が貴重な財源になっている事です。
ブロンテの「グリーンピスタチオ」は、「食べるエメラルド」「緑の金」などの別名もあります。
宝石や金の鉱脈を掘り当てるような幸運に匹敵する、という意味でこの花言葉になります。
幸運が訪れた時、準備がないと活かせません。
棚からぼた餅が落ちて来た時、床を綺麗に掃除していなかったら、とても食べようとは思えないでしょう。
むしろ、床が更に汚れて、「不幸になった」と思うかも知れません。
幸運には、確率的に発生する良い事と、それを活かす事前準備、それを幸運と思えるポジティブな考え方が揃って成り立つものです。
準備を怠ると、相当アクロバティックでレアな幸運しか成立しなくなってしまうのです。
友人の幸運を願って乾杯し、おつまみに「ピスタチオ」を食べるのも良いでしょう。
まとめ
「ピスタチオ」は身近でおいしいナッツです。
花言葉を知り、興味を深めれば、その産地の風景にも想像が向くでしょう。
食卓を少し楽しくしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。