花弁が独特な「ウズアジサイ(渦紫陽花)」は、アジサイ科アジサイ属のアジサイの1品種です。
江戸時代に「ガクアジサイ」から作られた園芸品種です。
花は不均等な花弁4枚で、花弁の1枚ずつが内側にやや巻いた盆かスプーンのようになり、これが寄り集まって咲きます。
花色は青から桃色で、土中の酸性度により変化し、花期は5月から8月です。
今回は、「ウズアジサイ」の花言葉について解説します。
「ウズアジサイ(渦紫陽花)」の花言葉
「移り気」「家族団欒」「幸福」「弾ける笑顔」といいます。
アジサイに共通する花言葉を含みます。
良い言葉と少々気になる言葉が混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
気にしやすい恋人へは贈らない方が無難です。
「移り気」
アジサイに共通する花言葉です。
花色が変化する事から付いたものです。
心が変わるのは当然の事と言えます。
付き合ううちに、盛り上がる事もあれば、少し落ち着く事もあるでしょう。
ずっと盛り上がり続けたら、鬱陶しいだけです。
問題はそれで、他の人に心が移ってしまうかです。
その境界に防護柵が付いているかが、移り気かどうかの境目でしょう。
深刻な意味で贈るには向きません。
様々な種類のお酒を楽しむような人へ贈るには良いでしょう。
「家族団欒」
アジサイの花が多数寄り集まって咲く様子を、家族が集まっている団欒に喩えた花言葉です。
アジサイの花は生殖能力のない装飾花と真花が付いているので、色々深読みする人には向きません。
仲の良い家族へ贈るのに向く花言葉です。
「幸福」
「ウズアジサイ」には、「オタフクアジサイ」の別名があります。
これは、丸まった花弁が「オタフクマメ」を連想させる事から付いた名です。
「オタフク」は「お多福」、つまり「福が多い」という意味になり、この花言葉が付いています。
「渦」のグルグル巻くイメージから「禍福は糾える縄の如し」という諺と結びつけても、半分ほど意味は合います。
幸運はあちこちに存在しており、これを意識する事はぐっと心を元気にしてくれます。
逆に、心が元気ではない時、悪い事ばかり気にかけてしまうものです。
悪い方に入り込みそうな時は、親しい人に相談して方向修正して貰うのも有効な手段です。
幸せになって欲しい人に贈ったり、自宅で育てるのに向きます。
「弾ける笑顔」
「ウズアジサイ」は、「ポップコーン」という名もあります。
確かに花弁が、弾けたポップコーンの皮側に、よく似ています。
これに「お多福」や「団欒」が持つ笑顔のイメージを合わせた花言葉です。
笑顔は気分を明るくします。
けれど、本当に辛い時に笑顔でいると、自分の感情が分からなくなってしまいます。
「ウズアジサイ」を見つめ、自分がきちんと笑えているか自分に問い直すのも良いでしょう。
まとめ
「ウズアジサイ」は個性的で可愛らしい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけ、興味を深めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。