「イワヒバ(岩松)」は、「イワヒバ」科「イワヒバ」属のシダ植物です。
「イワヒバ(岩檜葉)」「イワマツ(岩松)」と記載します。
東アジアから東南アジアに分布し、国内では岩場に生育します。
シダ植物のため花は咲きませんが、盆栽などに利用される古典園芸植物です。
今回は、「イワヒバ」の花言葉について解説します。
「イワヒバ(岩松)」の花言葉
「捻り」「負けない心」「長寿」といいます。
いずれも比較的良い意味で、贈り物に向きます。
「捻り」
「イワヒバ」は乾燥すると茎が縮まり丸くなります。
この縮んで曲がる動きから付いた花言葉です。
人生、真っ直ぐな事は重要ですが、捻りが必要な場面もあります。
捻る事で視角が変わり、見えない面が見えてくるのです。
「見ない方が良いもの」もあるかも知れませんが、捻った程度で見えるものは他の人も気付いています。
見ておかないと取り残されるでしょう。
考え方が独特で捻りのある友人へ贈り褒めるのに向きます。
変化球が上手い野球選手にも合うでしょう。
「負けない心」
丸まった「イワヒバ」は枯れたように見えますが、水分が補給されるとまた広がります。
ここから「復活草」とも呼ばれます。
この性質を、困難があっても立ち直る強い心に喩えた花言葉です。
強さには、何事にも動じない強さと、ダメージから回復出来る強さがあります。
回復出来る強さがないと、いずれ折れてしまうものです。
かといって、回復を越えたダメージを受ければ、回復前に折れます。
無闇に頑張る事は、あまり良い結果に辿り着きません。
困難が降りかかってこない立ち位置に移動した方が、ずっと長く無事でいられるでしょう。
それも強さです。
何事にも負けず、時に受け逃し、安定したパフォーマンスを見せる人へ贈り、信頼を伝えるのに向く花言葉です。
「長寿」
こちらも水分が補給されると元に戻り、長く生き続ける事から付いた花言葉です。
一方、イワマツの別名から、縁起が良い「マツ(松)」をイメージした花言葉でもあります。
マツは常緑で、樹齢も数千年と長く、長寿のイメージとよく合います。
長寿を願い、親や恩師へ贈るのに向く花言葉です。
「イワヒバ(岩松)」の豆知識
「イワヒバ」の名は、岩に着生し、枝葉が「ヒノキ(檜)」に似ている事から付いた名です。
別名のイワマツの方は、松の葉ではなく、シルエットに共通点があります。
葉は鱗状の部分で、芯になっているのは茎です。
まとめ
「イワヒバ」はユニークな姿の植物です。
花言葉を知れば、飾った人の気持ちにも触れられるでしょう。
植物を一層好ましく感じさせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。