「オオオナモミ」はキク科オナモミ属の一年草で漢字では「大葈耳」と書きます。
この植物にはどのような花言葉があるのでしょうか。
今回は、「オオオナモミ」の花言葉について解説します。
「オオオナモミ」の花言葉
「オオオナモミ」の最大の特徴は花ではなく果実にあります。
「オオオナモミ」の果実は表面に小さなトゲがたくさん付いており衣服や動物の毛に付着するという性質があります。
その特徴的な性質から「ひっつき虫」「くっつき草」などの別名で呼ばれ子供達に人気の植物ですが、花言葉もそんな特徴的な性質に由来したものが与えられています。
「頑固」
「オオオナモミ」の最大の特徴は1度ひっついたら離れない果実です。
ほんの小さな植物の果実なのに一度服にひっついたらがっちりひっついてなかなか取れません。
一度付いたら離れないしぶとい様子からついた花言葉が「頑固」です。
こうと決めたら簡単には考えを曲げない融通の利かない性格を表す花言葉は「オオオナモミ」の特徴そのものです。
「怠惰」
「オオオナモミ」の最大の特徴は服や毛つくところですが、なぜそのような特徴的な性質を有しているのでしょうか。
「オオオナモミ」の果実がひっつくのは種を広い範囲に運ぶためだとされています。
植物は種で繁殖しますが多くの植物は繁殖域を広げるため少しでも種を遠くに飛ばそうと工夫しています。
タンポポは綿毛を軽くすることで遠くまで風に乗って種を飛ばし、サクランボなどの果実は実の味を上げ鳥に食べさせフンに混じって排出させることで遠くまで種を運ぶなど種を遠くにやろうとするのは植物の本能だと言っても過言ではありません。
「オオオナモミ」は動物や人間にひっついて種を遠くまで運ぼうとしています。
他力本願なその様子に由来する花言葉が「怠惰」です。
「オオオナモミ」の花言葉の由来
「オオオナモミ」の花言葉は服や毛にひっつく特徴に由来しています。
植物そのものの印象もひっつき虫と呼ばれるほどなので当然といえば当然ですがどの意味合いも1度ひっついたら簡単には取れずに苦労するひっつき虫と同じようにあまり良い印象ではありません。
まとめ
「オオオナモミ」の花言葉は植物としての特徴を象徴するような内容です。
ネガティブなイメージでとらえられがちな花言葉ですが言葉をどのように受け止めるかはその人次第です。