「紫のトルコキキョウ」は、リンドウ科ユーストマ属(トルコキキョウ属)の紫花品種です。
「トルコギキョウ」と濁る場合もあります。
トルコキキョウは、キキョウ科の植物とは別の種類です。
アメリカ大陸原産で、日本へは昭和10年代に渡来し、様々に品種改良されました。
「紫のトルコキキョウ」は、原種の花色です。
今回は、「紫のトルコキキョウ」の花言葉について解説します。
「紫のトルコキキョウ」の花言葉
「清々しい美しさ」「花嫁の感傷」「変わらぬ美」「希望」などがあります。
比較的良い意味の言葉が揃い、極端に悪い意味もないため、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「清々しい美しさ」
トルコキキョウ共通の花言葉です。
赤や黄色の花もありますが、紫やブルーのすっきりしたイメージの方が強い事から付いた花言葉です。
美しさにも様々な方向性がありますが、過度に飾らない清々しい美しさは万人が理解出来るものです。
美の基本形とも言えるもので、この後に何を盛るかで、好みが分かれていくのです。
さっぱりして美しい人へ贈ったり、朝の食卓へ飾るのに向きます。
「花嫁の感傷」
トルコキキョウが結婚式でも活用されるところから付いた花言葉です。
結婚は嬉しいものです。
けれど、捨てていく過去の暮らしがあり、感傷も必ず付いてまわります。
ライフイベントにおいて、しばしばこういった別れはありますが、結婚はその中でも特に大きいものでしょう。
感傷は独り噛みしめるもので、誰かに贈るには向きません。
結婚式が近い時期、部屋に飾り、花に心を語ってみるのも良いでしょう。
言葉に出す事で、整理できる思いもあります。
「変わらぬ美」
トルコキキョウの花持ちの良さを表す花言葉です。
一時の若さに左右されない美しさという意味で「優雅」という花言葉も付いています。
美しいものは変わって行きます。
どんなに完璧に保存しても、見る方の感性が動いていくのです。
一方、時と共に劣化しても、見る人の心の中にある鮮烈な印象は失われません。
いつまでも変わらず美しい人や、姿は変わっても美しいという事実が変わらない人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「希望」
これが「紫のトルコキキョウ」の花言葉です。
紫はトルコキキョウにとって「始まりの色」です。
原種の薄い青紫から、改良が繰り返され、今やない色はないほどの、多数の色を持つ花になりました。
そんな希望溢れる未来の出発点になった事を表す花言葉です。
希望に向かう時、人はどんな事でも頑張れます。
ですが、そういう時こそ慎重さは必要です。
気が付けば行き先がずれて、戻ろうにも梯子を外されている、そんな事もあります。
針路は常に意識しましょう。
勢いだけで進むより、ずっと上手くいきます。
子供が生まれた友人へのプレゼントに向く花言葉です。
まとめ
「紫のトルコキキョウ」は、上品さのある美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。