「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」はユリ科ワスレグサ(キスゲ)属の多年草です。
沖縄では「クワンソウ」と呼ばれることもありますが、食用にすることができます。
他にも「トキワカンゾウ」「ニーブイグサ」などと呼ばれることがあるようです。
分布域は九州南部や沖縄、中国、台湾などで、開花期は9〜11月。
花は大きさ8〜9cmほどのオレンジ色のもので、その雰囲気はユリの花に似ています。
しかし主に観賞用というよりは食材として利用される種で、特に花のつぼみを乾燥させたものである「金針菜(きんしんさい)」は、中国においては健康にとても良い高級食材として知られているそうです。
また伝統的な沖縄の野菜としても知られており、花やつぼみ、新芽に葉も様々な料理に利用されます。
加えて近年では安眠効果のあるサプリメントにも使われているようです。
「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」の花言葉
「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」の花言葉は「忘れ物」「忘れる愛」です。
これらはその花が失恋の悲しみを忘れさせてくれるほど明るい雰囲気を放っていることからきています。
一般的なフラワーギフトとしては利用されていないようですが、「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」には「オキシピナタニン」という安眠を促す成分が含まれているので、悲しい事を早く忘れたい時などに「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」のハーブティーやサプリメントを利用するのも良いでしょう。
リラックス効果があり、穏やかな気分を保つとも言われているので憂鬱な気持ちがなかなか抜けない時にも有効です。
「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」の豆知識
「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」は熱を通すということさえ守れば、様々な形で美味しく頂くことができます。
例えばその鮮やかな花はおひたしにしたりサッと湯通ししてサラダにしたりすることができますし、天ぷらや甘酢漬けにしても美味しいそうです。
また葉は刻めばハンバーグや餃子、ヒラヤーチー(沖縄風お好み焼き)の具になります。
他にもナムルや味噌汁などにも使われるそうです。
まとめ
「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」はユリ科の多年草です。
主に食材として利用される種で、中国や沖縄などでは健康に良い野菜として伝統的に使われています。
またリラックス効果や安眠効果があることでも知られており、「秋の忘れ草(アキノワスレグサ)」のハーブティーやサプリメントも人気。
なお花言葉は「忘れ物」「忘れる愛」で、これらは悲しい事を忘れさせてくれるような、明るい雰囲気の花からきています。