「ピンクのモカラ」は、ラン科モカラ属のピンク色品種です。
バンダ属、アラクニス属、アスコセントラム属の交配種で、1969年にシンガポールで作出されました。
現在は、東南アジアやオーストラリアで栽培され、日本は切り花の形で流通しています。
花は直径6cm程で、直立した花茎に多数密集して咲きます。
花期は7月から11月です。
今回は、「ピンクのモカラ」の花言葉について解説します。
「ピンクのモカラ」の花言葉
「優美」「洗練」「美しい淑女」「幸福」などがあります。
柔らかな良い言葉が揃い、悪い意味もないため、贈り物に向きます。
「優美」
モカラの花弁が肉厚で柔らかなイメージがあり、多数咲く様子も美しいところから付いた花言葉です。
同じ由来で「気品」「愛」といった花言葉も付いています。
優美な雰囲気は柔らかで心地よいものです。
優美なイメージのある人へ贈ったり、寝室などリラックス出来る場所へ飾るのに向きます。
「洗練」
モカラが複数品種を掛け合わせ作り上げられた、洗練された園芸品種である事を表す花言葉です。
洗練されたものは、磨き抜かれすっきり心地よいものです。
機能美に通じる美しさは、誰にでも受け容れられるものでしょう。
逆に、このラインを守らず無闇に飾っても、軸がぶれて全体としておかしなものに見えてしまうものです。
洗練された都会的なイメージの友人や恋人へ贈るのに向きます。
一方、ワイルドなイメージの人には合いません。
「美しい淑女」
これが「ピンクのモカラ」固有の花言葉です。
元々優美なイメージのあるモカラですが、ピンクの柔らかく優しい色味が加わり、一層具体的なイメージの花言葉になっています。
優しいだけでなく、凜とした高貴なイメージのある淑女は、誰からも好感を持たれるでしょう。
高貴さと優しさと美しさを兼ね備えた人へ贈るのに向きます。
創作で、王女などのキャラクタイメージにも使えますが、人工交配品種のため、1969年以前の時代に出すには工夫が必要です。
「幸福」
こちらも「ピンクのモカラ」の花言葉です。
美しく柔らかい色のモカラは、眺めているだけで幸せな気分になれます。
本質的に幸せというのは、主観です。
どんなに物が満たされていても、本人の心が落ち込んでいれば、幸せにはなりません。
愛情を注がれても、好ましい相手でなければ意味は無いでしょう。
従って、見ていて「何となく幸せな気分になれる」ものは、リアルな幸せと質的に何も違いがないのです。
幸せになって欲しい大事な人へ贈るのに向きます。
まとめ
「ピンクのモカラ」は気品を感じさせる、美しい花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。