「トルコキキョウ」はリンドウ科トルコギキョウ(ユーストマ)属の一年草です。
「ユーストマ」「リシアンサス」と呼ばれることもあります。
名前は一見トルコと関係がありそうなものですが、実はトルコとの関わりは特にない北アメリカ〜メキシコ原産の花です。
花の姿がトルコ人のターバンに似ているからこのような名前が付いたという説もあるようですが、名前の由来についてはっきりとしたことは分かっていません。
おまけにキキョウ(キキョウ科キキョウ属)の仲間というわけでもなく、むしろ市場ではバラに似た形のものが多く出回っています。
主な花の色は白、赤、ピンク、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫、茶色、複色などで、サイズは0. 2〜1. 2mほど。
開花期は3〜6月ですが、お花屋さんでは一年中買うことができます。
「ピンクのトルコキキョウ」の花言葉
「ピンクのトルコキキョウ」の花言葉は「優美」です。
確かにその花姿は優美だと評されており、結婚記念日や開業祝いなどのギフトとして利用されています。
また「トルコキキョウ」全般の花言葉は「優美」「感謝」「希望」「すがすがしい美しさ」などです。
様々なシーンで無難に使っていける汎用性の高い花言葉が揃っているうえ、入手性も良いからか記念日やお祝い事などでよく使われる花のひとつでもあります。
ちなみにこちらの花言葉も、その優美ですがすがしい美しさを持つ花の姿からきているようです。
「ピンクのトルコキキョウ」の豆知識
「トルコキキョウ」はトルコよりむしろ日本と関わりが深い花です。
現在でも日本原産でない花としては珍しく日本が生産、改良の中心となっていますが、そうなった理由としては第二次世界大戦で他国の「トルコキキョウ」栽培が途絶えてしまう中、日本の農家が「トルコキキョウ」を絶やさないよう耐え忍んだことが大きいと言われています。
また仏花としても非常に人気があり、キク、カーネーションに次ぐ確固たる地位を築いているとする資料もあるようです。
まとめ
「トルコキキョウ」はリンドウ科の一年草です。
トルコとは特に関係はなく、またキキョウの仲間というわけでもありません。
しかし日本で盛んに栽培、改良されている花のひとつであり、特別な日のギフトや仏花などとして非常に人気があります。
なお花言葉は「優美」「感謝」「希望」「すがすがしい美しさ」というものですが色別の花言葉もあり、中でも「ピンクのトルコキキョウ」の花言葉は「優美」となっています。