ハーブティーなどに使われる「バタフライピー(クリトリア)」は、マメ科チョウマメ属の蔓性の多年草です。
ただし、日本では冬の寒さで枯れてしまうため、1年草として扱います。
東南アジアからインドにかけて30種ほどが分布し、日本へは江戸時代に渡来しました。
花は唇型で、端に付く特徴的な花弁(竜骨弁)が、学名の「クリトリア」の語源になっています。
学名について論争はありましたが、結局初期の命名が尊重されています。
花色は主に青紫ですが、ピンクや白、オレンジもあり、花期は6月から9月です。
今回は、「バタフライピー」の花言葉について解説します。
「バタフライピー(クリトリア)」の花言葉
「小さな恋」といいます。
可愛らしい花からイメージされた花言葉です。
小さな恋と言う時、通常、恋する幼い2人というイメージになります。
幼児から思春期の初恋ぐらいまでは当てはまるでしょう。
当事者にしてみると大真面目なので、「可愛らしい」という感情前提で扱うと、機嫌を損ねる事になります。
一方、淡い短期的な恋心としても意味が合います。
旅先などで出会い、ちょっとしたやり取りがあった相手に、恋心を抱くイメージです。
告白する程強くはないけれど、かといってすぐ完全に忘れ去る程でもない、そんな気持ちはなかなか収まりが付かないものです。
相手への告白は考えず、自分の中で良い思い出として完結させると、丁度良い感情になります。
何かを好きと思い恋する気持ちは、心を浮き立たせ、気分を上向かせます。
趣味に熱中する気持ちや、芸能人を熱烈に応援する気持ちに近いものです。
贈り物としては少々使いにくいですが、第三者目線の創作には合う花言葉です。
幼い恋人同士の背景や、淡い恋や関係の発展に関する描写に利用出来ます。
「バタフライピー(クリトリア)」の豆知識
「バタフライピー」のハーブティーは、綺麗な青い色になります。
これは色素成分の「アントシアニン」によるものです。
これは、酸性度によって色が決まるため、酸性度を変化させるもの、例えばレモン汁などを入れるとピンク色に変化します。
同様の性質を持つものとして、ゼニアオイ(マロウ)があります。
まとめ
「バタフライピー」は、可愛らしい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を一層身近に感じさせてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。