「アナスタシア」は、キク科キク属の1品種です。
オランダの育苗会社「デリフロール社」が作出した品種で、鑑賞用として流通しています。
花は直径12cmほどで、花色は白、細かい花弁が多数付くスパイダー咲きです。
緑色の「アナスタシアダークグリーン」、黄色い「アナスタシアサニー」などのバリエーションもあります。
今回は、「アナスタシア」の花言葉について解説します。
「アナスタシア」の花言葉
「高貴」「高潔」「復活」「目覚め」といいます。
いずれも良い意味で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
但し、キク属に「葬式の花」という固定観念を持っている人もいます。
こういう人は、どんな良い花言葉も意味がないので、他の花にしておきましょう。
「高貴」
「アナスタシア」が華やかな花を咲かせ、野の花が一般市民なら、貴族か王族のように見える事から付いた花言葉です。
天皇家の家紋である事も意味が合います。
高貴さは滲み出てくるものです。
特に差が出やすいのは、言葉遣いですが、もっと具体的には喋るスピードです。
高貴な人は不用に早口にならず、何より語尾が尻すぼみになりません。
これは見倣うべき振る舞いです。
高貴な雰囲気があり、行いが上品な人へ贈るのに向きます。
「高潔」
こちらも真っ直ぐ伸びて咲く美しい花を、高潔で貴族的な人物に喩えた花言葉です。
高貴な人にとって、高潔さはその根拠となるものです。
単に位が高い家に生まれただけで偉いというのは、自分さえ騙せない理屈です。
高貴な者は、それに応じた責務を持ち、それは高潔な魂によって遂行されるという、責任感とプライドで支えられているのです。
志が高潔で、振る舞いにも矛盾のない人へ贈るのに向きます。
「復活」
「アナスタシア」は、ヨーロッパの女性名です。
古代ギリシャ語の「アナスタシス(立ち上がる)」が元になった名で「復活」を意味します。
ここから付いた花言葉です。
人間、絶対に倒れないで頑張れるかと言えば、そうもいきません。
いつか疲れ果てる時は来ます。
強い人は、倒れない事よりも、むしろ休み時を見極め、どこで復活するかを重視するものです。
何かしら失敗や落ち込む事があった時、部屋に飾るのに向きます。
復活出来ればそれで良いですし、まだならもう少し休みましょう。
感覚を無視すると、後に響きます。
「目覚め」
こちらも「アナスタシア」の名が語源になった花言葉です。
復活の言い換えですが、目覚めるというニュアンスは、進むイメージになります。
人生にも目覚めるタイミングはあります。
生まれてから、自我に目覚め、友情や恋に目覚め、仕事の楽しさや、親としての愛情に目覚める事もあるでしょう。
一方、目覚めによって、いきなり新しい知見が得られ、物事が解決するというのは余程幸運な人だけです。
夢を見のは良いですが、軸足は現実から動かさない事が重要です。
良い目覚めになるよう、朝食の食卓へ飾るのに向きます。
まとめ
「アナスタシア」は美しい花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、ただ美しいだけでなく、深みも感じられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。