球のような赤い花が可愛らしい「アカバナミツマタ」は、ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉樹です。
別名は「ベニバナミツマタ(紅花三椏)」です。
黄花の「ミツマタ(三椏)」の突然変異種で、昭和35年に愛媛県で発見されました。
赤い小花が放射状に集まり、直径4cmほどの球形になり、これが3つに枝分かれした先に付きます。
花期は2月から4月です。
今回は、「アカバナミツマタ」の花言葉について解説します。
「アカバナミツマタ」の花言葉
「壮健」「意外な思い」「明るい」「永遠の愛」などがあります。
多少思わせぶりな言葉もありますが、いずれも良い言葉で、贈り物に向きます。
「壮健」
ミツマタ属の繊維が強い事から付いた花言葉です。
同じ由来で「強靱」という花言葉も付いています。
実際ミツマタの繊維は丈夫で、和紙原料として利用されます。
日本の紙幣は丈夫で折り曲げに長く耐えますが、この材料もミツマタです。
壮健は丈夫で元気な事を指し、単に病気しないだけではなく、活動的なイメージになります。
お札が日本中で活躍している事からも理解しやすいでしょう。
壮健さはいくつになっても重要です。
寝たきりになると、その後加速度的に健康が損なわれていきます。
動けなくなる事で健康が損なわれ、それにより一層動けなくなるという悪循環です。
そうならないため、自分の生活を時に省みる余裕は必要です。
絶対防げる訳ではありませんが、確率は確実に下がります。
元気な人や、元気でいて欲しい人へ贈るのに向く花言葉です。
「意外な思い」
春先、葉に先がけて花が咲き、良い香りを漂わせるところから付いた花言葉です。
同じ「意外な事」という花言葉も付いています。
意外な事は、いきなりである事に驚き、内容に驚くという、二段構えの驚きになります。
当然、その場で回答を求めても、まともなものは返って来ません。
良い返事にその気になっても「あの時は慌てたので」と取り消されるのは気まずいものです。
長く友達関係だった相手への告白に添えると意味は合います。
本当に相手にとって意外だと断られる可能性が高いので、事前に恋を意識させる準備はした方が良いでしょう。
「明るい」
冬の終わり、青空の下で咲く赤い花は、陽の光を浴びて一層鮮やかになります。
そんな風景を表す花言葉です。
明るい人は周りも明るくしてくれます。
一方、明るい人になりたいだけの人は、声の大きさや人との距離感だけを真似るため、図々しく、人を不快にさせるだけです。
しかし、真似る事は学ぶ事です。
真摯に改善していけば、いつの日か本当に明るい人になる可能性もあるでしょう。
本当に明るい人へ贈るのに向く花言葉です。
「永遠の愛」
繊維の丈夫さと、赤い花の情熱をイメージした花言葉です。
お札から想像出来るように、丁寧に作られた和紙は丈夫なものです。
昔の文章や絵画が残っているのも、この和紙の丈夫さによります。
1人の人間の愛は寿命で終わるので、和紙1枚にかないません。
ですが、下の代へ愛を受け継ぐ事で、その限界を突破出来るのです。
プロポーズに向く花言葉です。
生まれた子供の為、庭に植えるのも良いでしょう。
まとめ
「アカバナミツマタ」は特徴的な花を咲かせます。
花言葉を知り、興味を深めれば、その香りにも気づけるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。