テキーラ原料としても知られる「アガベ」は、キジカクシ科リュウゼツラン属の多年草の総称です。
「リュウゼツラン(竜舌蘭)」とも呼ばれます。
中央アメリカ以南に分布し、食用、繊維原料の他、鑑賞用としても利用されます。
花はまれにしか咲かず、1世紀に1度しか咲かないという意味で、「センチュリーフラワー」の異名がある程です。
鑑賞用としては、花ではなく主に斑入りの葉を楽しみます。
今回は、「アガベ」の花言葉について解説します。
「アガベ」の花言葉
「気高い貴婦人」「繊細」といいます。
比較的良い意味で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
やや大袈裟で皮肉になりやすい言葉なので、含むところがある相手には向きません。
「気高い貴婦人」
「アガベ」の花が、数十年に1度しか咲かず稀少である事から、気位が高くどんなアプローチにも振り向いてくれない貴婦人に喩えた花言葉です。
また「アガベ」という名自体、古代ギリシャ語の「アガウエ(高貴な)」が元になっており、意味が合います。
花茎が高く伸びて咲く事、小花が多数咲き華やかである事なども由来の1つです。
貴婦人は身分の高い家の女性を指す言葉のため、元々高貴で気高い要素はありますが、敢えて「気高い」が付くため、「非常に近寄りがたい人」というイメージでしょう。
仲間内にも、近寄りがたい人はいるでしょう。
遥か高みにいるようで、本当の意味で親しく交流出来ない、そんな人です。
あれでは大変だろう、もっと柔らかくなれば良い、そう思うかも知れません。
けれど、人は様々な面があるものです。
単に、あなたの集団ではそのように振る舞っているだけかも知れません。
速断は禁物です。
気品があり好ましい友人へ贈るのに向く花言葉です。
「繊細」
「アガベ」の花は、小花が多数咲き、繊細なシルエットである事から付いた花言葉です。
一方、葉の方も、直線的な葉が多数付き、時に白い毛が付いていたり、斑が入っていたり、繊細な個性がありそれぞれ楽しめる事も意味が合います。
繊細さは壊れやすさと感覚の鋭さを併せ持ちます。
むしろ、壊れる事で認識している感覚もあるでしょう。
見た目のイメージで「脆いのだろう」と考えてしまいますが、本当に脆いのであれば、繊細さは既に摩耗している筈です。
本当は強かなのか、それともあなたの前でだけ繊細さを見せるのか、よく考え安易にレッテル貼りしない方が、相手の事がよく見えていきます。
繊細な美しさや感性を持つ人へ、贈り褒めるのに向く花言葉です。
まとめ
「アガベ」は存在感のある葉が魅力的な植物です。
花言葉を知れば、花に興味を持ち、開花の知らせにも気づけるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。