春の花として誰もが目にしたことのある「チューリップ」ですが、その中でも「アイスチューリップ」と呼ばれるものがあることをご存じでしょうか。
普通の「チューリップ」の球根を冷蔵施設で一定期間管理し、低温に慣れさせた後取り出して発芽させたものを「アイスチューリップ」と呼びます。
低温状態から出てきた「チューリップ」は「暖かい」と勘違いし、冬の野外でも花を咲かせます。
今回はそんな「アイスチューリップ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「アイスチューリップ」の花言葉「思いやり」
「アイスチューリップ」は通常の「チューリップ」と変わりませんので、「チューリップ」の花言葉がそのまま使えます。
「思いやり」もそのひとつ。
これはオランダに伝わるとある言い伝えが由来となっています。
ある美しい娘が、三人の騎士から求愛を受けました。
三人の騎士はそれぞれ、愛の証に王冠、剣、黄金を差し出しましたが心優しい娘はどうしても一人だけを選ぶことが出来ず、愛の女神フローラに自らを花に変えて欲しいと願いました。
願いは叶えられ、少女は愛らしい「チューリップ」になったとのことです。
この時捧げられた王冠が花を、剣が葉を、黄金が球根を表すとも言われています。
愛らしい「チューリップ」の花を見かけたらこの花言葉を思い出してくださいね。
赤い「アイスチューリップ」の花言葉「愛の告白」
「チューリップ」には色別の花言葉もあります。
赤い「チューリップ」は「愛の告白」。
これも三人の騎士の物語が由来です。
冬期間に咲く「アイスチューリップ」は花が長持ちするのが特徴です。
薔薇よりも控えめで愛らしい「チューリップ」の花を、愛の告白の花束に選んでみてはいかがでしょうか。
ピンクの「アイスチューリップ」の花言葉「愛の芽生え」「誠実な愛」
ピンクの「チューリップ」には「愛の芽生え」や「誠実な愛」といった花言葉が付けられています。
すべての色があるとまで言われるほど種類が豊富な「チューリップ」ですが、やはり女性らしい優しさを演出するならピンクがお勧めです。
相手との距離をもう一歩進めたいときは、ピンクの「チューリップ」を飾って甘い空気を演出してみましょう。
白い「アイスチューリップ」の花言葉「失われた愛」
白い「チューリップ」には「失われた愛」というネガティブな花言葉が付けられています。
清楚で凛としたイメージのある色ですが、贈り物にする際には注意が必要な花言葉です。
まとめ
「アイスチューリップ」は花の少ない時期にさまざまなカラーで目を楽しませてくれる花です。
暖房に注意すれば長く楽しめますので、この冬は「アイスチューリップ」の花を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。