「青いカンパニュラ」は、キキョウ科ホタルブクロ属の青花品種の総称です。
花は釣り鐘(カンパニュラ)型ですが、端が大きく開きイメージの異なるものもあります。
色は厳密には青みが強い青紫で、花期は5月から7月です。
今回は、「青いカンパニュラ」の花言葉について解説します。
「青いカンパニュラ」の花言葉
「誠実」「感謝」「勤勉」「実行力」といいます。
由来はそれぞれですがいずれも良い意味で、よく働いてくれた人へ褒めて贈るのに向きます。
一方、恋愛の場面には、堅すぎてあまり合いません。
「誠実」
古代ローマ神話が由来の花言葉です。
果樹園の番をしていた妖精「カンパニュラ」が、ある時侵入者の存在に気づきました。
気付かれると知りながらもベルを鳴らし皆に知らせた彼女ですが、逆上した侵入者に殺されてしまいました。
この誠実な仕事ぶりに感謝し、女神「フローラ」は彼女をベルの姿の花に変えた、というものです。
一方、教会のベルの意味で、信仰に誠実という意味でも合います。
誠実さは、他のいかなる美徳にも勝ります。
目の前の人間が不誠実で、全く信頼出来ないとしたら、恐怖でしかありません。
誠実な人へ贈り褒めるのに向きますが、自分の誠実さをアピールしたい時には合いません。
誠実は、実際の振る舞いで感じ取らせる事しか出来ないのです。
「感謝」
女神フローラの、妖精カンパニュラに対する感謝の気持ちから付いた花言葉です。
現代の職場と考えれば、褒められた上司ではありません。
但し、古代ローマ神話世界は基本的に運命に支配されるため、カンパニュラの死は避けられないものだったのでしょう。
花の姿で命を繋いだのは、フローラなりの運命への抵抗とも考えられるのです。
何かしら感謝の気持ちを伝える時、メッセージへ添えるのに向きます。
「勤勉」
これが「青いカンパニュラ」固有の花言葉です。
青い花には「冷静」というイメージがつきます。
これに俯いた釣鐘型の花の姿を合わせ、デスクに向かい、安定したパフォーマンスで仕事する人に喩えたものです。
「無能な働き者は処分するしかない」など、時に勤勉さは軽んじられますが、有能さは与えられた仕事次第です。
出来ない仕事を与えた上司が、部下の不出来に文句を言うのは、天に唾するようなものです。
勤勉さがなければ、スタートラインには立てません。
勤勉で頑張る人を応援して送るのに向きます。
仕事場に飾っても意味が合います。
「実行力」
こちらも「青いカンパニュラ」固有の花言葉です。
冷静でひたむきに仕事を続ける事が、具体的な結果に繋がります。
我々はアイデアを出す人が「頭が良い」「優れている」と考えがちですが、アイデアは形にする人がいて価値が出るものです。
実行力のあるナンバーツーに去られては、アイデア社長も空回りするだけです。
買収後、「そのアイデアをどう実現するのだね」と言われ黙るしかありません。
地道な仕事を厭わず、プロジェクトに不足するものを補い、実行に導く人へ贈り讃えるのに向きます。
まとめ
「青いカンパニュラ」は、涼やかで美しい花です。
花言葉を知れば、贈ってくれた人の心にも触れられるでしょう。
ちょっと言いにくい気持ちも伝えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。