「チグリジア(タイガーリリー)」はアヤメ科チグリジア(トラフユリ)科の球根植物です。
「ティグリディア」「トラユリ」「トラフユリ」と呼ばれることもあります。
「チグリジア」や「ティグリディア」はラテン語で虎を意味するtigrisからきているため、本種に付いている名前の全てに虎を意味する言葉が入っているということになりますが、これは花の中央部に虎を思わせる斑紋が見られることからきているものです。
おまけに花は大きさ10〜14cmほどと大きく、花の色も鮮やかなうえに赤、オレンジ、黄色、ピンク、紫、白などバリエーションも豊富なためインパクトは抜群。
加えて3枚の太くて大きな花びらを持つこともあり、一度見たらなかなか忘れることはできないでしょう。
草丈は40〜80cmほどで、開花期は6〜8月。
主に鉢植えや花壇などに利用されます。
「チグリジア(タイガーリリー)」の花言葉
「チグリジア(タイガーリリー)」の花言葉は「鮮やかな場面」「誇らしい」「私を愛して」「私を助けて」です。
そしてこれらはいずれも花の鮮やかな様や堂々とした様子、花が一日花であることからきていると言われています。
朝に咲いた花が夕方にはしぼんでしまうので、一般的なギフトとしては向きません。
しかし花言葉の多くがポジティブなものなので、植える際に困らされることはあまりないでしょう。
メキシコやグアテマラといった温暖な地域を原産地とする花なので、鮮やかなトロピカルフラワーと一緒にすると見た目の上でも管理の上でも良いです。
「チグリジア(タイガーリリー)」の豆知識
「チグリジア(タイガーリリー)」は暑さに強く、寒さに弱い花です。
また日当たりや水はけの良い場所を好み、過湿を嫌います。
全体のサイズに対し花が大きいので、花を支えるための支柱も用意しておくとなお良いでしょう。
栽培カレンダーは4〜5月に球根の植え付けを行い、6〜8月に花を楽しみ、10〜11月に球根を掘り上げて翌年の春まで陰干しするという塩梅で、栽培の難易度は普通程度です。
なお肥料はあまり必要としませんが、連作障害が出やすいので新しい土を多めに用意しておくのが良いでしょう。
まとめ
「チグリジア(タイガーリリー)」は「トラフユリ」などとも呼ばれるアヤメ科の球根植物です。
ユリ科ではありません。
大きくて鮮やかな花の中央に虎を思わせる斑紋があるのが特徴で、主に観賞用として鉢植えや花壇などに利用されます。
花言葉は「鮮やかな場面」「誇らしい」「私を愛して」「私を助けて」というもの。
一日花であるためギフトには向きませんが、鮮やかな花を堂々と咲かせる様はインパクト抜群だと評判です。