「アールグレイ」は、紅茶のフレーバーティーの一種です。
ツバキ科ツバキ属の「チャノキ」の葉で作った紅茶への香り付けに、ミカン科ミカン属の「ベルガモット」を使用したものです。
ベルガモットは皮を使う他、精油だけを混ぜる場合もあります。
意味としては「グレイ伯爵」で、1830年代のイギリス首相「チャールズ・グレイ」が広めたという説と、当時流行していた「グレイ」という紅茶に修辞として「アール」という爵位をつけた、という説があります。
今回は、「アールグレイ」の花言葉について解説します。
「アールグレイ」の花言葉
「追憶」「純愛」「野性的」「安らぎ」といいます。
ベルガモットとチャノキの花言葉が含まれます。
どちらかの意味として贈っても、問題ありません。
「追憶」
チャノキに由来する花言葉です。
茶畑の風景は、海と空に挟まれ、印象的なものです。
一方、香りは言語で整理されること無く、アナログ情報として感情そのままに記憶へしまわれる事も意味が合います。
思い出は懐かしく追想され、どれも美しいものです。
これは、嫌な事も過去になってしまえば、危害を加えない事が理由です。
安全な場所から眺められるようになった事で、嫌な事も整理でき、時に切り捨て、後は懐かしく感じられるのです。
古くからの友達と、「アールグレイ」でティータイムを楽しむのも良いでしょう。
「純愛」
ツバキ属のチャノキは、ツバキと同じ雄しべの多い、白い花を付けます。
雄しべを花弁が抱き締めているような姿から付いた花言葉です。
純粋な愛というのは、厳密に言えば神の愛しかありません。
一方、純粋であろうとする事は、人間にしか出来ません。
様々な邪念がありつつもそれに負けず、出来るだけ真っ直ぐ愛する気持ちは、純愛に相応しいでしょう。
純粋に愛情を感じる恋人などへ贈るのに向きます。
「野性的」
かつてベルガモットが野生種と考えられていた事や、少し形が歪で野性の趣を持っていた事から付いた花言葉です。
野性は乱暴なイメージがありますが、それで生き残れるほど単純な世界ではありません。
巨大でパワフルな生き物が絶滅し、小さくすばしっこい生き物が残ったり、全く動かない事が生存戦略で有利だったり、複雑なものです。
キャンプに出かけて野性を感じ、目覚めの一杯に「アールグレイ」を飲むのも良いでしょう。
「安らぎ」
「アールグレイ」は、すっきりと香り高く、その温かさは安らぎをもたらしてくれるでしょう。
大事な人と囲む食卓に添え、安らぎを実感するのに合います。
まとめ
「アールグレイ」は、ティーバッグのイメージしかない人もいるでしょう。
花言葉を知れば、植物としての姿もイメージが膨らみます。
ティータイムを一層楽しくしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。