「青いイキシア」は、アヤメ科イキシア属の青色品種です。
2000年代に入ってから流通し始めた新しい品種です。
イキシアは南アフリカ原産で、50種ほどの原種が知られ、園芸品種はそれ以上に作出されています。
花は先の尖った花弁6枚で、中央部がやや濃くなり、細い茎に連なって咲きます。
花期は4月から5月です。
今回は、「青いイキシア」の花言葉について解説します。
「青いイキシア」の花言葉
「誇り高い」「秘めた恋」「団結」「聡明」といいます。
姿や性質からイメージが取られた花言葉で、いずれも良い意味ですが、あまり統一性はありません。
贈る時は、どの言葉の意味で贈っているか、正しく伝えましょう。
解釈次第の言葉があるため、恋愛感情があると勘違いされたくない時は、あまり向きません。
「誇り高い」
イキシアに共通する花言葉です。
すらりとしたイネ科のような姿から、高みの視点を持つ誇り高い人のイメージで付いています。
誇りは時に尊大な振る舞いに繋がりますが、自分の行動の軸にもなり、持った方が良いものです。
言行が特に高潔で、誇り高い人へ贈り讃えるのに向きます。
「秘めた恋」
「恋心」とは言い換えれば「執着心」です。
イキシアの葉や茎の切り口から、粘液が出るところから付いた花言葉です。
同じ由来で「粘り勝ち」という花言葉もあります。
「しのぶれど色に出にけり」と平安の昔から歌われた通り、秘めた気持ちも表情や態度に表れてしまうものです。
妙なタイミングで伝わるよりも、自分にイニシアチブがある間に、イキシアを添え告白するというのも良い選択になるでしょう。
一方、本当に秘めなければならない「道ならぬ恋心」の場合、形が残るような事はやめましょう。
「団結」
多数の花がまとまって咲くイキシアの姿から付いた花言葉です。
団結は、1人の力で成し遂げられない事を達成する有効な手段です。
けれど、長く続けるうちに、意見対立を引き起こす、ネガティブなイメージもあります。
解決方法は、当初目標を達成した後は解散してしまう事なのですが、一度成功すると惜しくなってしまうのでしょう。
団結を求める時、グループのシンボルにしたり、勧誘相手へ贈るのに向く花言葉です。
集めるだけではなく、解散までの道筋も、きちんと決めておきましょう。
「聡明」
これが「青いイキシア」固有の花言葉です。
青い花には、しばしば冷静さや思慮深さを表す花言葉が付きます。
「青いイキシア」の、透明感のある宝石のような美しさは、海のように広い英知を感じさせ、「聡明」という花言葉に合います。
聡明とは、単なる知識の多さに留まらず、高潔な人格も表す言葉です。
人に尊敬され、山中や孤島に庵を構える賢人のような恩師へ贈るのに合う花言葉です。
まとめ
「青いイキシア」は、鋭角的な花の姿と透明感のある色が合わさった美しい花です。
花言葉を知れば、見た目以外の性質にも触れられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。