「赤いゼラニウム」は、フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の多年草の赤花品種です。
園芸上では、フウロソウ属の一部も含めた四季咲き品種を「ゼラニウム」とまとめて呼ぶ事があります。
南アフリカ原産で、約20種の原種から数千の品種が作出されています。
花は一重咲きから八重咲きで、花茎の先で放射状に球を作るように咲き、花期は3月から12月です。
今回は、「赤いゼラニウム」の花言葉について解説します。
「赤いゼラニウム」の花言葉
「真の友情」「君ありて幸福」「保護」「好み」などがあります。
良い意味が揃い、親しい相手への贈り物に向きます。
「真の友情」
ゼラニウムに共通する花言葉です。
ゼラニウムは観賞以外に薬草としての効果があるとされ、南アフリカでは下痢止めに利用されていた事から付いた花言葉です。
羽振りの良い時にだけ寄って来るのではなく、苦しい時に助けてくれるのが真の友情という事です。
同じ由来で「尊敬」「信頼」という花言葉も付いています。
親友へ贈るのに向きます。
この時、「相手が何をしてくれたか」より、「自分がどのように接したいか」を考えると、贈る相手も見つかるでしょう。
「君ありて幸福」
これが「赤いゼラニウム」の花言葉です。
赤は燃える情熱のイメージがありますが、真の友情を得て、強い喜びを感じている心を表した花言葉です。
一緒にいる事が幸せだと思える、得がたい親友に対して贈るのに向きます。
一生に一人と思えるような恋人や、配偶者にも良いでしょう。
勿論、子供にも合います。
この花言葉が合わないのは、会社の取引先のような、関係が浅い相手です。
何か過度に要求されるのではないか、と、不安にさせるだけです。
「保護」
ゼラニウムがその香りで虫を寄せ付けず、コンパニオンプランツとして利用される事から付いた花言葉です。
赤信号で虫をシャットアウトするイメージです。
あなたが守りたいと思う人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、守られたいとは思っていない相手です。
かつては受け容れていた子供が、年齢が上がり、守られる事を嫌がるというような変化もあり得るので、惰性で贈り続けるのはやめましょう。
「好み」
好ましい感情と守りたいという気持ちを、赤の直情的なイメージで端的に表したのがこの花言葉です。
何かしら好ましく思う相手へ贈るのに向きます。
まとめ
「赤いゼラニウム」は、鮮烈で美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を一層鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。