「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」はセリ科ドクゼリモドキ属の植物です。
5月から6月にかけて白い花を咲かせ、生花店などでは1年を通じて手に入れることができます。
今回はフラワーアレンジメントの添え花としてカスミソウなどと同様によく用いられる「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の花言葉について解説していきます。
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の花言葉
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の和名ドクゼリモドキは毒芹擬と表記されます。
これは、同じセリ科の植物であるドクゼリ(毒芹)に花姿が似ているためつけられた名前です。
毒芹は名前のとおり嘔吐、下痢などを引き起こさせる毒を持つ危険な植物ですが「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」は姿が似ているだけで毒性はありません。
英名ではQueen Anne’s Lace(アン女王のレース)と表記されますが、これは「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」がまるで白いレースのように見えること、そしアン女王(イギリス・スチュアート朝の最後の女王。
在位1702年から1714年)がレースを編むことに長けていたためこの名前がつけられたと言われています。
そんな「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の花言葉は「可憐な恋」、「繊細」、「細やかな愛情」、「感謝」です。
これらの由来について説明します。
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の花言葉の由来「可憐な恋」「繊細」「細やかな愛情」
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の花は5mm程度の小さな花の集合体です。
小さな5弁花が20個ほど集まった花序(かじょ)を作り、その花序がいくつも集まり直径10?15cmほどの傘状の花ができているのです。
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」は切花としてはホワイトレースフラワーの名前で流通していますが、小さな花が無数に集まって一つの大きな花を作る様は精巧に編み込まれるレースに通じるものがあります。
このように精巧なレースのような花姿から「可憐な恋」、「繊細」、「細やかな愛情」という花言葉がつけられたようです。
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の花言葉の由来「感謝」
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」は見た目にも美しい植物ですが、古くはハーブの一つとして利用していた歴史があります。
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の種子には胃健、利尿作用などの薬効が期待されていたようです。
そんな目で楽しむだけでなく、健康にも役立ってくれたことから「感謝」という花言葉がつきました。
「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の豆知識
アレンジメントで用いられることのの多い「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」ですが、ドライフラワーとしても楽しむことができます。
乾燥させると若干クリーム色に近い色になることもありますが、「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」の白い花姿はほぼそのままの形で残ります。
まとめ
可憐な花姿の「レースフラワー(ドクゼリモドキ)」は、感謝を伝えたい時、ささやかな愛情を伝えたい時にぴったりの花言葉を持つ植物です。
贈答の際の参考になさってください。