「不滅」を名に持つ「イモーテル」は、キク科ヘリクリサム属の多年草です。
ヨーロッパ南西部から北アフリカの地中海沿岸原産で、切り花やドライフラワー、ハーブなどに利用されます。
香りがカレー粉に似ている事から、「カレープラント」の別名もあります。
花は黄色で、花期は6月から9月です。
今回は、「イモーテル」の花言葉について解説します。
「イモーテル」の花言葉
「不死」「不滅の愛」「黄金の輝き」「刺激」などがあります。
別々の特徴から付いた花言葉で、悪い言葉はありませんが、方向性は違うため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「不死」
切り花にしても色が変わらず、ドライフラワーとしてずっと楽しめる事から付いた花言葉です。
「イモーテル」をそのまま和訳したものです。
この宇宙に不滅のものは実在せず、厳密には何も当てはまりませんが、人間、寿命以外の時間の観測はできません。
生まれた時からあるものは、主観的には不死、不滅と違いはないのです。
自分がいる間は、ずっといて欲しい人へ贈ったり、あると良いと思う場所へ飾るのに向きます。
「不滅の愛」
こちらも、「イモーテル」の不滅の意味から付いた花言葉です。
誰であれ、ずっと同じように愛し続ける事は難しいものです。
心のすれ違いもあれば、冷めてしまう事もあるでしょう。
ですが、愛が全く失われないのであれば、それは少し量が変わっただけの事です。
減ったものを嘆くより、今あるものを大切に思う方が、ずっと幸せに近付くでしょう。
誰かしら、長く愛情を向けたい人へ贈るのに向きます。
勿論、プロポーズにも良いでしょう。
「黄金の輝き」
「イモーテル」の黄金色の花から付いた花言葉です。
長持ちする事も、黄金のイメージに合っています。
「金に目がくらむ」とも言うように、少し後ろ暗さを感じるかも知れませんが、金銭的な意味を取り払っても、黄金は金属として優秀です。
良いものは素直に良いと思う気持ちは大切です。
輝くような良い資質を持つ人へ贈り讃えるのに向きます。
金運を期待して、部屋に飾るのも良いでしょう。
「刺激」
ハーブとして、スパイシーなカレーの香りがある事から付いた花言葉です。
同じ由来で「独創的」という花言葉も付いています。
生きる事は刺激の連続です。
それを平凡で有り触れていると思うか、得難い素晴らしい刺激と思うかは、自分の問題になります。
「イモーテル」をポプリにして持ち歩き、感性をたまには刺激してみるのも良いでしょう。
まとめ
「イモーテル」は可愛らしい花です。
花言葉を知れば、見た目とのギャップに驚くでしょう。
花を多面的に楽しませてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。