ボールのような花穂に存在感がある「アリウム・ギガンチウム」は、ネギ科ネギ属(アリウム属)の多年草、つまり「ネギ」や「ニンニク」の仲間です。
北半球原産で、鑑賞用として流通しています。
花はいわゆる「ねぎ坊主」で、薄紫色の小花が直径15cmもある球を形成します。
花期は5月から6月です。
今回は、「アリウム・ギガンチウム」の花言葉について解説します。
「アリウム・ギガンチウム」の花言葉
「円満な人柄」「深い悲しみ」「くじけない心」「正しい主張」などがあります。
アリウム属に共通する花言葉で、いずれも見た目の特徴から付いています。
良い意味とあまり良くない意味が混在していますが、合わせると比較的良い意味として贈る事が出来るでしょう。
一部を取り出して気にする人には向きません。
「円満な人柄」
一目で由来が分かる、球形の花穂から連想された花言葉です。
同じ由来で「優しい」という花言葉も付いています。
生まれつき円満な人はいません。
子供は利己的なものです。
感情が成長し、相手にも相手の考えと感情があると気付き、人を傷つける事がない「円」になります。
これによって人に好かれ、心が「満」たされていく。
そしてようやく、柔らかく優しい人柄になるのです。
本音や過去がどうあれ、円満に優しく振る舞える人へ贈るのに向く花言葉です。
意味を広めにして、夫婦円満を祈り新婚の友人に贈るのも良いでしょう。
「深い悲しみ」
薄紫の花は、葬儀に使われますが、これが多数咲くイメージで付いた花言葉です。
「無限の悲しみ」という花言葉もあります。
葬儀は悲しい事ですが、大往生した人の葬儀は、案外明るいものです。
子供、孫、何も分かっていない曾孫らが揃って見送り、思い出話に花を咲かせるのです。
人間、出会いと別れを繰り返し生きていきます。
悲しみは辛いものですが、折り合いを付け心に深く沈めた時、それも心の大事な一部になるのです。
悲しみに暮れる人へ贈り、その悲しみが深いところに落ち着き次へ歩けるよう、寄り添うのに向きます。
「くじけない心」
ネギ類特有の真っ直ぐな茎(偽茎)から付いた花言葉です。
同じ由来で「不屈の心」という花言葉もついています。
真っ直ぐであるよりも、曲がった方が利口に生きられるという考え方があります。
ですが、曲がる事には曲がるなりの欠点があるものです。
最初から曲がるよりも、行けるところまで真っ直ぐ行き、曲がるのは突き当たってからが良いでしょう。
くじけない人はいません。
失敗し、心折れそうな時、もう一押し応援するのに向く花言葉です。
逆に、真っ直ぐな事にこだわり過ぎて行き詰まる人には、目の前で折って見せても良いでしょう。
「正しい主張」
こちらも真っ直ぐな姿からの連想です。
正しい主張はしばしば真っ直ぐなものです。
複雑なもの全てが間違いではありませんが、整理していくと、真っ直ぐなものが残る事があるものです。
また、複雑なものも、小さい「真っ直ぐ」が組み合わさっている事もあります。
正しい主張を物怖じせず言える人へ贈り、応援するのに向きます。
自分の主張が正しいと確信する時、画像添付するのも良いでしょう。
それだけの思い切りが付かない時は、今一度自分の主張を省みるきっかけにもできます。
まとめ
「アリウム・ギガンチウム」は、存在感があり目を惹く花です。
花言葉を知れば、それを構成する茎や小花にも意識が向くでしょう。
花との距離をぐっと近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。