真っ赤な花が鮮烈な「アメリカデイゴ」は、マメ科デイゴ属の落葉樹です。
ブラジル原産で、日本へは江戸時代に渡来しました。
九州でよく見られ、本州でも暖地の公園などに植栽されます。
沖縄の「デイゴ」とは同属別種で、あちらは寒さに弱く、北限が沖縄です。
花は直径8cmほどの花が房状に咲き、色は赤、または赤みが強いオレンジで、花期は6月から9月です。
今回は、「アメリカデイゴ」の花言葉について解説します。
「アメリカデイゴ」の花言葉
「愛」「生命力」「童心」「夢」などがあります。
様々な方向性の、良い言葉が揃うため、多くの人に合う贈り物になるでしょう。
「愛」
「アメリカデイゴ」の花は、中央で折れ目のある丸い花弁(旗弁)が目立ちます。
これを、斜め下から見上げると、赤いハートが並んでいるようです。
そんな様子から付いた花言葉です。
花の美しさから「優雅」「優美」「清純」といった花言葉も付いています。
愛情を向ける相手への贈り物に向きます。
恋の告白やプロポーズに添えても良いでしょう。
「生命力」
九州の強い日射しの下、真っ赤な花を咲かせる「アメリカデイゴ」の、生命力に満ちた印象から付いた花言葉です。
生活力がある人や、病気に強い人など、生きるための力を感じられる人へ贈るのに向きます。
逆に、回復を祈りお見舞いに贈っても合います。
生きるのに絶対に必要なものなので、誰にでも何かしら合います。
従って、不幸の場には合いません。
「童心」
ハートのような花の下で子供が遊ぶイメージを、親の愛情に包まれる童心に喩えた花言葉です。
同じ由来で「愛らしさ」「喜び」「素直」などの花言葉も付いています。
子供の頃から付き合いがある友人や、子供のようなしなやかな感性を持つ人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、子供のような我が儘さで周囲に迷惑をかける人です。
童心というのは思い出フィルタで綺麗になったもので、リアルは求められていません。
「夢」
真っ赤な花が咲き乱れる様子は、寒い地方の人にとっては、現実離れした夢のような景色です。
そんなイメージから付いた花言葉です。
夢を追う人へ贈るのに向きます。
夢占いなどを仕事にする人にも良いでしょう。
「アメリカデイゴ」の豆知識
「アメリカデイゴ」は、別名を「カイコウズ(海紅豆)」といいます。
海を渡って来た、紅色の花をつける豆科の植物という事です。
「デイゴ」の別名と間違えられる場合がありますが、「海」の部分の意味が合わないと思えば、見分けやすいでしょう。
他に「デイゴ」が付くものに、「ヒシバデイゴ(菱葉梯梧)」がありますが、これは「サンゴシトウ(珊瑚刺桐)」とも呼ばれ、「アメリカデイゴ」と「エリスリナ・ヘルバケア」の交配種です。
まとめ
「アメリカデイゴ」の花は鮮烈で美しいものです。
花言葉を知れば、更に力も感じられるでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。