「ワトソニア」はアヤメ科ヒイロオウギ属(ワトソニア属)の植物です。
原産国は南アフリカで明治時代末期に日本にわたってきました。
草丈は30cmから120cmほどになり、比較的丈夫な植物であるため東京以西では戸外でも栽培可能です。
4月から5月にかけて咲く花は白、赤、ピンク、オレンジなど様々で、約60種ほどに分類されるとされています。
今回は「ワトソニア」の花言葉について解説します。
「ワトソニア」の花言葉
「ワトソニア」の名前は18世紀、イギリスの植物学者ウィリアム・ワトソン(William Watson)にちなんで名付けられました。
また別名ヒオウギズイセン(檜扇水仙)と呼ばれますが、これは花の形がスイセン、葉の様子が檜扇(宮中で用いられた木製の扇のこと)に似ていることからこの名前がついたとされます。
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)、ヒメヒオウギアヤメ(姫檜扇菖蒲)と名前が似ていますが、どちらも全く別の植物です。
また「ワトソニア」は英名ではbugle lilyと表記されますが、花の形がbugle(軍隊ラッパ)に似ていることからついた名前です。
そんな「ワトソニア」の花言葉は「豊かな心」、「知性」です。
これらの由来について解説します。
「ワトソニア」の花言葉「豊かな心」
「ワトソニア」の花は1本の茎に数多くの花を咲かせます。
原産地が同じ植物であるグラジオラスと花の付け方が似ているとされますが、花の形がグラジオラスとは異なるため容易に区別がつきます。
このように1本の茎に多くの花をつける様子が「豊かな心」を象徴するということでこの花言葉がつけられました。
「ワトソニア」の花言葉「知性」
1本の茎に多くの花をつける「ワトソニア」ですが、花の付け方はランダムではなく規則正しく並んでいます。
花は2つ1組で整然と並んでついている上に、花一つ一つも6枚の同じ大きさの花びらが放射状に並んでいます。
このように花のつき方、花の様子が整っている様に「知性」が感じられるということでこの花言葉がついたようです。
「ワトソニア」の豆知識
「ワトソニア」は球根植物で比較的育てやすい植物です。
切花として、庭植え、鉢植えなどどの方法でも手軽に楽しむことができます。
アフリカの雰囲気を感じさせる色とりどりの花であり、香りがある植物でもあるので明るい気分にさせてくれます。
まとめ
「ワトソニア」は明るい見た目に加えて、花言葉も贈る相手に心を寄せられる素敵な言葉が揃っています。
贈答の際の参考になさってください。