「ムルチコーレ(クリサンセマム)」はキク科コレオステフス属の一年草です。
「クリサンセマム・ムルチコーレ」と表記されることもよくあります。
主に観賞用に栽培される花で、3〜5月に大きさ2cmほどの鮮やかな黄色の花を咲かせるのが特徴です。
またクリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)という同じキク科の白い花と混植されることがしばしばあります。
「ムルチコーレ(クリサンセマム)」の花言葉
「ムルチコーレ(クリサンセマム)」の花言葉は「高潔」「誠実」です。
その由来は不明ですが、どちらも無難でポジティブなものであると言えるでしょう。
また「誠実」はビジネスシーンでも恋愛でも使うことができ、汎用性が高いです。
入手しやすいうえ、花に変なクセがないという点も贈り物にする上では嬉しいポイント。
なお混植されることの多いクリサンセマム・パルドーサムも同じく「高潔」「誠実」という花言葉を持つほか、「冬の足音」「清潔」という花言葉もあります。
こちらの開花期は11〜5月なので、冬に花を咲かせることも可能です。
「ムルチコーレ(クリサンセマム)」の豆知識
「ムルチコーレ(クリサンセマム)」の原産地はアルジェリアです。
アルジェリアは北アフリカにある国であり、全体的に温暖な地中海性気候に属していますが、「ムルチコーレ(クリサンセマム)」は寒さに比較的強く、暑さに弱いという性質があります。
また強い乾燥に耐えるため、葉は少し肉厚です。
栽培するにあたっては日当たりと風通しの良い場所に置き、過湿(水のやりすぎ)と高温に注意しつつ管理すると良いでしょう。
弱い花ではないので、環境さえ整えてやれば育てるのは難しくありません。
ちなみに市場に出回る時期は主に10〜4月で、ポットに入った状態で売られていることが多いです。
さらに余談ですが、日本に「ムルチコーレ(クリサンセマム)」が広まったのは今から約60年前のこと。
園芸種としての歴史は、日本においては比較的浅いと言えます。
まとめ
「ムルチコーレ(クリサンセマム)」はキク科の一年草です。
3〜5月に鮮やかな黄色の花を咲かせるのが特徴で、同じキク科の仲間であるクリサンセマム・パルドーサムとはしばしば混植されます。
花言葉は「高潔」と「誠実」。
なおクリサンセマム・パルドーサムも同じ花言葉を持つため、合わせて白と黄色のコントラストが美しいギフトとするのも良いでしょう。