「ダンデリオン(ダンデライオン)」は、キク科タンポポ属の多年草です。
別名の「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」の方が分かりやすいでしょう。
北半球の温帯域原産で、日本にも外来種として移入分布しています。
花は黄色い花弁(舌状花)だけで構成され、花期は定まっていません。
今回は、「ダンデリオン」の花言葉について解説します。
「ダンデリオン(ダンデライオン)」の花言葉
「また逢う日まで」「愛の神託」「思わせぶり」「楽しい思い出」他、多数です。
良い意味と悪い意味が多数混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「また逢う日まで」
「ダンデリオン」の種が綿毛で遠くへ飛んでいく事から付いた花言葉です。
同じ由来で「別離」という花言葉も付いています。
飛んで行った種は、親の場所に戻る事はありませんが、その子孫が隣りに来る事は、充分あり得る話です。
卒業式に飾ったり、友人と贈り合うのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、現在進行形で付き合いがある相手です。
別れたい、離れたいというメッセージだと思われるでしょう。
逆に別れたいと思っている時に贈っても、上手くは伝わらないのが世の常です。
言い難い事は、はっきり伝えて長引かせないようにしましょう。
「愛の神託」
西洋の遊びに、「タンポポ占い」があります。
綿毛を一息で吹き飛ばせたら、意中の人から愛されているという意味になります。
ここから付いた花言葉です。
同じ由来の表記揺れで「神託」「神のお告げ」、通常田園風景の中で行われるため「田園の神託」、神に対する「誠実」という花言葉も付いています。
運命的なものを感じる恋人への愛情表現として贈るのに向く花言葉です。
「思わせぶり」
こちらもタンポポ占いが由来の花言葉です。
占いが胡散臭く、結果通りにはならないというニュアンスです。
「謎めく」「解き難い謎」「軽薄」などの花言葉も付いています。
相手を非難する意味になりやすい言葉なので、誰かに贈るには向きません。
創作で、本心を見せない恋多き遊び人キャラクタのイメージには使えます。
「楽しい思い出」
「ダンデリオン」を摘んで遊んだ子供の頃のイメージから付いた花言葉です。
野に咲く「飾り気の無さ」、そういう場所にこそあるものとして「真心の愛」「幸福」、などの花言葉も付いています。
幼なじみへ贈るのに向く花言葉です。
まとめ
「ダンデリオン」は、ごく身近な花で、気にも留めないかも知れません。
花言葉を知り、興味を深めれば、存在に気づき、その美しさを改めて楽しめるでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。