葉と花に特徴がある「モモバキキョウ(桃葉桔梗)」は、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。
ヨーロッパから西アジアに分布し、園芸用として多くの品種が作られています。
花は釣り鐘形で、1つの茎に十数個がやや上向きに咲き、色は白から紫です。
花期は5月から6月です。
今回は、「モモバキキョウ」の花言葉について解説します。
「モモバキキョウ(桃葉桔梗)」
の花言葉
「誠実」「温かい愛」「幸せに感謝します」「感謝」などがあります。
一部、「キキョウ」の花言葉と共通します。
主に人に向けた言葉で、良い意味が揃い、悪い言葉もないため、贈り物に向くでしょう。
慰める意味はないのでお見舞い向きではありませんが、不幸な場面は合います。
「誠実」
「モモバキキョウ」の釣鐘形の花を、教会の鐘に喩えた花言葉です。
キリスト教においては、神に対する正しい信仰を、しばしば「誠実」と表現します。
これは、旧約聖書に描かれる、人間の苦しみの発端が、神との約束を破った「不誠実」な行為である事から発するものです。
同じ由来で、「忠実」「貞節」「正義」などの花言葉も付いています。
誠実な人柄で、一緒にいても心の中を疑わずに済む人へ贈るのに向きます。
「温かい愛」
こちらも神への愛のイメージから付いた花言葉です。
一方、春から夏のすっかり暖かい時期に咲き、少し上を向いた花が、人を気遣い語りかけるように見える事も意味に合います。
温かく愛情深い友人や恋人、配偶者などへ贈るのに向きます。
愛情を傾ける子供や教え子にも良いでしょう。
温かさを提供するスープスタンドの店舗デザインにも使えます。
この花言葉を贈るのに合わないのは、損得で温かさを見せる人です。
その方が気兼ねなく助けて貰える場合もありますが、意味は合いません。
「幸せに感謝します」
神がもたらした幸せへの感謝のイメージで付いた花言葉です。
今の幸せを支え見守ってくれた人達への感謝、という意味で、結婚式の出席者へのお礼状に添えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、感謝の気持ちはあっても幸せではない時です。
そういう時のために、単なる「感謝」という花言葉があります。
「感謝」
神への感謝というイメージを、一般的な表現にした花言葉です。
釣鐘形の花をお寺の釣鐘と見て、仏教が語源の「有り難い」という言葉に結びつけても良いでしょう。
何かしら恩義やお礼の気持ちを持つ相手に対して贈るのに向きます。
デパートなどで、創立記念のセールのディスプレイにも合います。
この花言葉が合わないのは、商売など金銭の損得で繋がっている相手です。
感謝の気持ちで妙に優遇すると、損に繋がります。
取引とは切り分けて考えられるなら問題ありません。
まとめ
「モモバキキョウ」は、特徴的で可愛い花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。