「ナルキッソス」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ナルキッソス」の花言葉とは? 花言葉

「ナルキッソス」またはナルシサスは、一般的には「スイセン」と呼ばれています。

そして「スイセン」はヒガンバナ科スイセン属の花をまとめて指す言葉です。

その中にはニホンズイセンやラッパスイセン、キズイセン、クチベニズイセンなど様々な品種があり、その姿形や花の様子も様々。

また「ナルキッソス」の名は、学名のNarcissusからきています。

古くから人との関わりがある種で、日本へは室町時代か、それ以前にやってきたと言われているようです。

現代では観賞用の花として広く愛されており、「スイセン」を観光資源としたり、自治体の象徴として指定したりする地域もあります。

例えば福井県においては県花に、群馬県伊勢崎市や大阪府和泉市などにおいては市の花に指定されているほか、和歌山県由良町や福岡県遠賀町などにおいては町の花として扱われているそうです。

なお花の色や開花期などは品種によりけりですが、開花期は概ね12〜4月、花の色は白や黄色が主流。

一部ピンクやオレンジなどのものもあります。

「ナルキッソス」の花言葉

「ナルキッソス」の花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」です。

これはギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスの物語からきています。

美少年ナルキッソスはその美しさゆえに女性からも男性からも人ならざる者からも愛されていましたが、ある時女神アフロディーテの怒りを買ってしまい、誰も美少年ナルキッソスを所有できないようにされてしまいました。

さらにエコーという森の妖精の死に関わったとして義憤の女神ネメシスの裁きを受け、自分以外を愛せないようにされてしまいます。

それゆえ美少年ナルキッソスは水面に映った自分自身に激しく恋をしてしまい、最終的にはやせ細って死んでしまいました(水死したとする説もある)。

またこの物語は「スイセン」の学名や「ナルシシズム」「ナルシスト」などの語源にもなっています。

「ナルキッソス」の豆知識

「スイセン」の名所は全国のあちこちに存在しています。

例えば「日本水仙三大群生地」

これは千葉県鋸南町の江月水仙ロード、福井県の越前海岸、兵庫県淡路島の立川水仙郷からなるもので、シーズンになると多くの「スイセン」が北風に耐えながら咲き誇る様を見ることができます。

また千葉県安房郡のをくづれ水仙郷、東京都新宿区・渋谷区の新宿御苑、東京都立川市・昭島市の国営昭和記念公園、福井県丹生郡の越前岬水仙ランド、愛媛県伊予市の日本水仙花開道なども「スイセン」の名所として知られています。

ちなみに「スイセン」の花や根は、薬として用いられることがあるそうです。

花の方の効用は生理痛や生理不順など、根の方の効用は筋肉痛や肩こり、乳腺炎など。

ただし有毒植物であるため、素人判断による服用はおすすめしません。

まとめ

「ナルキッソス」はヒガンバナ科の多年草です。

一般的には「スイセン」と呼ばれています。

古くから日本人に愛されてきた花のひとつで、全国各地に「スイセン」の名所があるほか、「スイセン」を自治体の象徴として指定しているケースも1つや2つではありません。

花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」

これらはギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスの物語からきたものです。

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