「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」はユリ科ダナエ属のイラン原産の植物です。
樹高は80cmから1m程度の常緑小低木に分類され、日本では関東以南で育てることが可能で、花壇や鉢植え、庭木として楽しまれています。
今回は「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」の花言葉について解説していきます。
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」の花言葉
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」は5月上旬から中旬にかけて黄緑色の小さな甘香りを放つ花を葉の上につけます。
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」の葉は槍型で、光沢があり笹に似ていることからササバルスカス(笹葉ルスカス)とも呼ばれることがあります。
この特徴的な笹状の「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」の葉に見える部分は、実は葉状枝と呼ばれる枝が変化したものです。
葉の上に花を咲かせる様を見ると、他の花との違いが際立ちますが、茎の上に花をつけるという点においては同じであるともいえます。
この小さな花が終わると濃いピンク、朱赤など赤系統の小さな実がなります。
花が終わり次第、夏頃から順番に実をつけていきますが、一見美味しそうに見えるこの実は食用には適さないので注意が必要です。
そんな「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」の花言葉は「陽気」です。
この由来について説明します。
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」の花言葉「陽気」
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」は原産地であるイラン、特にイラン北部地域の社会文化において特別な役割を果たす植物です。
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」は常緑樹で年間を通じて枯れることがない様子から、イラン北部地域においては無病息災、長寿、新鮮さを司るシンボルとして用いられてきた歴史があります。
そうした文化的背景に加え、果実が赤系の明るい色合いであることから楽しい様子、栄える様子などをまとめて「陽気」という花言葉がつけられたようです。
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」の豆知識
常緑樹として年中枯れることなく緑を楽しめる「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」ですが、切花としても葉の持ちが良いことで知られています。
水揚げを行い、適切に管理すれば1ヶ月ほどはの緑を楽しむことができるので、アレンジメントやブーケなどに重宝されています。
まとめ
「ダナエ・ラケモサ(イタリアンルスカス)」は見た目も、花言葉も明るいイメージを持つ植物です。
贈答の際の参考になさってください。