「アッツザクラ(ロードヒポキシス)」は、キンバイザサ科ロードヒポキシス属の多年草です。
南アフリカ原産で、日本へは昭和の初めに持ち込まれ、現在は球根や鉢植えで流通しています。
花は花弁6枚で、色は白から赤、花期は5月から6月です。
今回は、「アッツザクラ」の花言葉について解説します。
「アッツザクラ(ロードヒポキシス)」の花言葉
「可憐」「はかない恋」「愛を待つ」「無意識」といいます。
恋愛に関わる言葉が揃い、意味が合う相手へ贈るのに向きます。
「可憐」
白やピンクの可愛らしい花の姿から付いた花言葉です。
可憐さのある恋人への愛情表現として贈るのに向きますが、他の花言葉があまり良くないので、深読みする相手には向きません。
まだ小さい子供に対しても良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、疲れた時などに眺めれば幾らかリラックス出来るでしょう。
この花言葉が合わないのは、元気があって可愛い人です。
可憐さは守ってあげたくなる印象があるため、少しニュアンスが異なります。
「はかない恋」
次々に花を咲かせる様子から付いた花言葉です。
英語で「レッドスター(赤い星)」と呼ばれる事から、手が届かなくなった恋としても意味が合います。
恋の終わりを意味する言葉なので、恋人に贈るには向きません。
恋に破れた友人へ共感を示すために贈るなら合います。
他に、創作でラブストーリーの伏線やミスリードのアイテムとして描くには良いでしょう。
「愛を待つ」
「アッツザクラ」が秋に葉を枯らして休眠し、春を待つ様子から付いた花言葉です。
恋の告白やプロポーズに添え、「今すぐではなくても、待つ事は厭わない」という気持ちを伝えるのに向きます。
最初から見せると「そこまで熱心ではないのか」と思われる可能性があるので、一度保留にされた時、すかさず贈るイメージです。
妊娠中の人にも合います。
「無意識」
花弁がくっついていて、外から雄しべや雌しべが見えない事から、「表層から分からないもの」という意味で付いた花言葉です。
特にファッションなどを意識していないけれど、自然体で美しい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わなさそうで合うのは、自然体に見えるよう色々工夫している人です。
努力が透けて見えたとしても、騙されてあげるべき場面です。
勿論、「何もしないのに美しくて凄い」と褒めるのが前提で、「楽でいいね」というような、努力を無視するニュアンスだといけません。
「アッツザクラ(ロードヒポキシス)」の豆知識
「アッツザクラ」の名前の由来はいくつかあります。
1つは、太平洋戦争中の「アッツ島」に関するものです。
アッツ島を日本が占領した記念、または、その後攻撃を受け玉砕した事への追悼です。
従って、アッツ島に生えていた訳ではありません。
もう1つは、葉が「厚い」事から付いたというものです。
「ザクラ(桜)」の方は、形は全く似ていませんが、ピンク色に多少類似点はあります。
まとめ
「アッツザクラ」は独特な美しさのある花です。
花言葉を知れば、より興味深く観察出来るでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。