「モモ(桃)」と聞くと甘い果実を想像する方も多いのではないでしょうか。
しかし、「モモ(桃)」の花も負けじと、その美しさで楽しませてくれます。
「モモ(桃)」は、中国が原産であり、バラ科サクラ属の落葉中高木です。
3月〜4月にかけて、ピンク色や白色の花を咲かせます。
今回は「モモ(桃)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「モモ(桃)」の花言葉
「モモ(桃)」の花言葉は、基本的には「私はあなたのとりこ」という意味が有名です。
可愛らしい見た目にぴったりなイメージの意味です。
また、「天下無敵」という意味もあります。
このように「モモ(桃)」は可愛らしさだけでなく、はつらつとした力強さも感じさせてくれます。
「私はあなたのとりこ」
片思いの相手に告白する時や、大好きなパートナーに愛情を伝えたい時にぴったりな意味合いです。
「天下無敵」
何かに挑戦している相手に、激励の想いを込めて贈るといいでしょう。
「気立ての良さ」
思いやりがあり、細やかな気遣いをしてくれる相手に、感謝の意味を込めて贈るのにおすすめです。
「長命」
年配の相手に、これからも長生きしてほしいという想いを込めて贈ると素敵です。
「モモ(桃)」の花言葉の由来
「天下無敵」という意味は、日本のある昔話に由来しています。
「モモ(桃)」の実から産まれた桃太郎が鬼退治をするという有名な昔話から、悪いものに打ち勝つ強さがあるとされ、「天下無敵」という意味が付けられたと言われています。
「モモ(桃)」の豆知識
「モモ(桃)」は古くから、邪気をはらい、幸運をもたらす力を持つと信じられてきました。
日本では長寿と幸運の象徴とされています。
神の実ともいわれていますが、これは日本神話である古事記の話が由来とされています。
イザナギという男性の神様がいたのですが、亡き妻のイザナミを死者の国である黄泉の国から連れ戻そうと、イザナギは黄泉の国へ行きました。
しかし、イザナミは黄泉の国の食べ物を食べてしまったため、醜い姿に変貌していました。
驚いたイザナギは逃げ出してしまいます。
このイザナギの裏切りに、激怒したイザナミは雷神と黄泉軍を向かわせます。
地上との境目まで必死に逃げてきたイザナギは、近くに生えていた「モモ(桃)」の実を投げつけます。
すると、雷神と黄泉軍は撤退していきました。
これにより、「モモ(桃)」の実はイザナギからオオカムヅミと名を与えられ、鬼を遠ざける神の実とされたのです。
まとめ
「モモ(桃)」は果実だけでなく、花言葉も素敵なものばかりです。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。