「ムラサキニガナ(紫苦菜)」は、キク科「ムラサキニガナ」属の多年草です。
海外では、中国、台湾、ベトナム、国内では本州から九州にかけて分布し、山地に生育します。
花は直径1cmほどで、花弁(舌状花)だけで構成されており、後ろが長く、横から見るとラッパ状です。
花期は6月から8月です。
今回は、「ムラサキニガナ」の花言葉について解説します。
「ムラサキニガナ(紫苦菜)」の花言葉
「謙虚」といいます。
「ムラサキニガナ」の草丈は150cm程になり、とても謙虚には見えない大きさです。
ところが、その花は俯いており、形も細長い蕾の先だけが開いたようで、思い切りに欠ける形です。
結果として、全体的なイメージは、背が高いけれど、向こうが透けて見えるようなひょろひょろで、気弱で遠慮がちなものになっています。
そんな印象から付いた花言葉です。
自分の手柄になりそうな時も、一歩引いて他の人のサポートを褒め、チーム全体の実績を引き上げる人へ贈るのに向きます。
業界トップになったとしても、驕り高ぶる事なく、取引先や顧客への態度も変えない決意として、会社のシンボルにするのも良いでしょう。
何かで成功し、気分が盛り上がっている時、山へ登り「ムラサキニガナ」を眺め、心を落ち着けるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、やりたくない事を他人へ押しつけるだけの人です。
そういう人は、自分でやるように指示されても、「自分は馬鹿なので分からない」「得意な人がやった方が、効率良い」など、ごまかそうとします。
こういうのは謙虚ではなく、ただの小狡い怠け者で、放置すると有能な人から辞めていきます。
謙虚な人は、自分に対して厳しいため、実力が足りないと思えば、それを補うため、色々努力や工夫するものです。
「ムラサキニガナ(紫苦菜)」の豆知識
「ムラサキニガナ」の名は、キク科の「ニガナ(苦菜)」に花の形が似て、色が紫色である事から付いた名です。
ニガナは、食べられるけれど苦い事から付いた名です。
ニガナを別名に持つ植物には、沖縄でよく利用される「ホソバワダン」があります。
ホソバワダンもキク科ですがアゼトウナ属で、ニガナ属の「ニガナ」や「ムラサキニガナ」とは別種です。
まとめ
「ムラサキニガナ」の花は、控えめですが近寄ると可愛らしい姿をしています。
花言葉を知れば、それに気付く事も出来るでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。