「ムスカリ」という花をご存知でしょうか。
「ムスカリ」は、キジカクシ科ムスカリ属の多年草です。
3月から5月頃にかけて葡萄の房のような花を咲かせます。
花の色は主に青紫ですが、ピンクや白などの花をさかせる品種もあり、様々な色の花が楽しめる花です。
今回は、そんな「ムスカリ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「ムスカリ」の花言葉
色とりどりの花を咲かせる「ムスカリ」ですが、色別の花言葉はありません。
ここでは、「ムスカリ」の花言葉を4つご紹介します。
「絶望」
春に咲く可愛らしい花の花言葉としては、意外とも思えるような花言葉です。
しかし、落ち着いた青紫の深い色味は、ときとして悲しみの感情をイメージさせることもあります。
「失意」
こちらも、ネガティブな意味を持つ花言葉ですが、気分が沈んでいるときに花を見ると多少なりとも気持が落ち着くこともあります。
「ムスカリ」は、失意に打ちひしがれる人を癒やしてくれる花なのかもしれません。
「明るい未来」
「ムスカリ」につけられているのは、悲しいイメージの花言葉ばかりではありません。
どんな絶望も永遠に続くものではないことを、この花が教えてくれています。
「通じ合う心」
「ムスカリ」は、春の花壇を賑わしてくれる花でもあります。
他の春の花と一緒に咲いている様子も美しく、集まって咲く姿はまさに心が通じ合っているファミリーのようです。
「ムスカリ」の花言葉の由来
ヨーロッパなどでは、青系統の色は悲しみを表すと考えられてきました。
「ムスカリ」につけられている「絶望」や「失意」などのネガティブな花言葉は、花の青紫の色に由来しています。
正反対の「明るい未来」は、辛い時期を乗り越えた先に待っている希望や楽しい未来をイメージしてつけられたものです。
「通じ合う心」は、「ムスカリ」が他の種類の花とも相性がいいことに由来してつけられました。
「ムスカリ」の豆知識
「ムスカリ」は、ネアンデルタール人が故人の埋葬に使った花としても有名です。
イラクにあるシャニダール遺跡から「ムスカリ」の花が見つかっており、古くから愛されてきた花だったことがわかります。
また、「ムスカリ」という花の名前は、まるでムスクのような香りがすることにちなんで名付けられたものです。
まとめ
今回は「ムスカリ」の花言葉を4つご紹介しました。
「ムスカリ」は、可愛らしい見た目が魅力的な春の花です。
この花の花言葉が気になったときには、是非こちらの記事を参考にしてみてください。