甘くておいしく見た目も鮮やかな「マンゴー」は、ウルシ科「マンゴー」属の熱帯性の果樹です。
インドからインドシナ半島原産で、4000年程前から栽培されていましたが、日本への伝来は遅く、沖縄で栽培が始まったのは明治時代に入った後です。
樹高は最大で40mにも達します。
花は赤かピンクの小花が房状に密集して咲き、腐敗臭でハエを引き寄せ受粉に利用します。
花期は4月から6月です。
その後、果実が付きますが、果皮は緑から桃紅色など様々ながら、果肉は黄橙色で概ね同じです。
今回は、「マンゴー」の花言葉について解説します。
「マンゴー」の花言葉
「甘いささやき」といいます。
花ではなく、果実の甘さと香りのイメージから付いた花言葉です。
果物でありながら過度な酸味や渋みもなく、上手く切れば歯触りを邪魔する種も気にならない。
果汁が多く濃厚な甘味の果肉は、人を夢心地にさせる「甘いささやき」そのものです。
妖艶な魅力を持つ恋人へ贈るのに向く花言葉です。
蠱惑的な声が特徴の声優へのファンレターに、画像添付しても合うでしょう。
恋人同士の通話料がサービスされる、スマホの料金プランの宣伝イメージにも使えます。
「マンゴー」を食べ、魅力的な話が出来るよう意識するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、耳に痛い事ばかり言う人です。
甘い物で辛いものを打ち消せると思うのは、料理した事がない人だけです。
「マンゴー」の豆知識
「マンゴー」の名前の由来は諸説ありますが、インドのタミール語やジャワのスンダ語で「女王」を意味する言葉とされます。
今も「果物の女王」と呼ばれる「マンゴー」によく合う、分かりやすい語源です。
他にタミール語の「マンカイ(樹果)」という説もあります。
属名はラテン語で「マンギフェラ・インディカ」といい、「マンギフェラ」は「マグヌス(偉大な)」と「フェラ(〜を持った)」を合わせた言葉です。
果実として食べられる「マンゴー」ですが、ウルシかぶれの「ウルシオール」に似た「マンゴール」という痒みの原因物質を含みます。
「マンゴー」を食べて口の周りがかぶれた人は、アレルギー反応を起こしているので食べるのはやめましょう。
「マンゴー」は「ギンナン」や「ウルシ」と交差反応性があり、お互いにアレルギー反応を起こすので、これら全てについて、距離を取る事が重要です。
まとめ
「マンゴー」はおいしく人気のある果物です。
花言葉を知れば、その花の特性にも興味が向くでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。