「ミチヤナギ(道柳)」はタデ科「ミチヤナギ」属の一年草です。
北半球の温帯から亜熱帯域に分布し、日本国内では全域に見られ、道端や荒れ地に生育します。
花は白か紅色で、花期は5月から10月です。
今回は、「ミチヤナギ」の花言葉について解説します。
「ミチヤナギ(道柳)」の花言葉
「隠れた才能」といいます。
花は小さく目立ちませんが、よく見るときちんと花弁が5枚付き、整った形をしている事から付いた花言葉です。
花被に包まれたまま熟す果実の性質も、意味が合います。
職場では普段目立たないけれど、ステージに上がるような華やかな趣味を持っていた同僚へ贈るのに向く花言葉です。
職種が変わった結果、実力を発揮した人にも向きます。
全く専門分野と違う職場に就職し、才能を眠らせたままの人でも意味は合うでしょう。
いつもの絵柄と違う絵も巧みな漫画家にも向きます。
「ミチヤナギ」を部屋に飾り、眠らせたままの才能を上手く活かす方法を考えるきっかけにするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、今全力を出し切っている人です。
それが出来るのは非常に重要な事なので、敢えて何か隠すよう勧める意味はありません。
また、能力を出し惜しみしているだけの人にも向きません。
そういう人はえてして「本当は実力があるが、出していない」というアピールはしているので、そもそも隠れていない事でしょう。
「ミチヤナギ(道柳)」の豆知識
「ミチヤナギ」の名は、道端に生えていて、葉が細く「ヤナギ(柳)」に似ている事から付いた名です。
別名を「ニワヤナギ(庭柳)」ともいい、こちらも庭に勝手に生えるような草という意味で、あまり良い由来ではありません。
苦みはありますが毒はなく、ベトナムでは同属別種を「ラウダン」の名で、野菜として扱っており、様々な料理に使い食べます。
一方、全草を乾燥させたものは、「扁蓄(ヘンチク)」という生薬になります。
6世紀の中国の本草書『神農本草経』によれば、利尿、消炎、虫下しなどに効果がある他、皮膚湿疹には湯に溶いて洗うと良いとされています。
但し、薬は分量が重要なため、素人判断で使っても良い結果にはならないので注意しましょう。
まとめ
道端に生える「ミチヤナギ」は、雑草として特に省みる事もないかも知れません。
花言葉を知れば、その姿に興味を持ち、観察の機会も持てるでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。