「ミゾカクシ(溝隠)」は、キキョウ科「ミゾカクシ」属の多年草です。
海外では中国、インド、マレーシア、国内では全域に分布し、湿地や水田に生育します。
花は直径1cm程で、白から薄紫色の花弁が5枚つき、上の2枚が左右に、3枚が下に伸びた形になります。
花期は6月から10月です。
今回は、「ミゾカクシ」の花言葉について解説します。
「ミゾカクシ(溝隠)」の花言葉
「意表をつく人」「思わせぶり」といいます。
あまり良い意味で使われない事もあるため、親しい相手への贈り物などに留めた方が良いでしょう。
「意表をつく人」
「ミゾカクシ」の名は、繁殖力が強く水田の溝(水路)を隠すほど生い茂る、雑草としての性質から付いたものです。
こうなってしまうと、天然の落とし穴のようなもので、うっかり溝を踏み抜けば、転んだり靴を濡らしたり、潜んでいたヘビに咬まれたり、大変な事になります。
そんな人を驚かす性質から付いた花言葉です。
発想が斬新かつ行動力があり、しばしば人を驚かせる友人や同僚へ贈るのに向きます。
優れたポジショニングで、ノーマークで動けるチームメイトにも合うでしょう。
コンパクトボディから想像が出来ない、大容量のオーブントースターの商品イメージにも使えます。
「ミゾカクシ」が繁る畦道では、花言葉を思い出し、足元に気を付けると良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、全く根拠のない嘘で人を騙す人です。
意表をつくというのは、ルールの範疇で抜け道を探す事であって、真正面から騙したら、それはただの悪意です。
「思わせぶり」
こちらも「ミゾカクシ」が生い茂り、あたかもそこに、溝がないかのように思わせる事から付いた花言葉です。
結婚の意思など、恋愛に関わる態度がはっきりしない相手に、答えの催促と共に贈ると意味が合います。
大きく意味をとらえ、辛そうに見えてそれほど辛くない食べ物などの商品イメージにも良いでしょう。
この花言葉が向かないのは、はっきり返事させれば、間違いなく好ましくない返事が返って来るけれど、あなたがそれに耐えられそうにない時です。
先に自分の心を、耐えられるよう整理しましょう。
「ミゾカクシ(溝隠)」の豆知識
「ミゾカクシ」は、漢方薬の基本薬種「半辺蓮(ハンペンレン)」としても利用されます。
解毒作用があり、毒蛇の噛み傷にも効果があるとされますが、適量が分からない素人が使って意味はありません。
溝を踏んでヘビに咬まれるような事があれば、速やかに受診しましょう。
まとめ
「ミゾカクシ」は雑草として扱われますが、特徴的な花を付けます。
花言葉を知れば、存在に気付きその姿を楽しめるでしょう。
風景に色を足してくれる花言葉を、是非参考にして下さい。