「ニセアカシア(ハリエンジュ)」は、マメ科ハリエンジュ属の落葉樹です。
日本へ伝来した当初「アカシア」と呼ばれたため、地名や歌で「アカシア」という時、しばしば本種を指します。
北アメリカ原産で、各国に移植されました。
痩せた土地でもよく育つため山野で野生化が見られます。
日本には1873年に渡来し、街路樹、土止め、蜜源などに重用されました。
しかし浸食性が強く在来種を駆逐するとして、侵略的外来種ワースト100に指定されています。
花は白い蝶型花を付けた花茎が垂れ下がる形で、花期は5月から6月です。
今回は、「ニセアカシア」の花言葉について解説します。
「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の花言葉
「優雅」「甘い誘惑」「真実の愛情」「頼られる人」などがあります。
どれも良い意味ですが、それぞれバラバラな内容なので、贈る時は誤解されないように、意味を伝えるか、他の花と合わせ誘導しましょう。
「優雅」
ピンと張った元気な花ではなく、垂れ下がった柔らかなイメージのある白い花を多く付ける様子から付いた花言葉です。
「親睦」「慕情」も、同じ柔らかなイメージで共通します。
振る舞いが柔らかで上品な友人に贈るのに向きます。
ゆったりとバカンスを満喫できる大人向けの旅行プランの宣伝イメージにも良いでしょう。
「甘い誘惑」
「アカシアハチミツ」といえば、「ニセアカシア」を蜜源としたハチミツを指します。
ハチミツの甘さと、迂闊に近寄るとトゲで痛い目に遭う事を合わせた花言葉です。
甘え上手な恋人に贈るのに向きます。
お菓子作りが上手い人にも良いでしょう。
恋愛のニュアンスが強いため、そういった感情のない異性に贈ると、誤解される可能性があるので気を付けましょう。
「真実の愛情」
「ニセ」と付いてはいるものの、樹木として頑丈な事や、蜜源など「アカシア」にはない長所がある事などから付いた花言葉です。
「死に勝る愛情」という花言葉もあります。
嘘偽りない愛情という意味ですから、告白やプロポーズに向いています。
軽々しく使い過ぎるとあなたの言葉から真実味が薄れるため、ここ1番という時に使いましょう。
「頼られる人」
土をしっかり掴み防風林としても使われる「ニセアカシア」の性質から連想された花言葉です。
「友情」という花言葉も同じ由来です。
困った時に頼りになる友人に贈るのに向きます。
24時間対応で電気や水道を修理する会社の宣伝イメージにも使えます。
まとめ
「ニセアカシア」は名前の響きも外来種としての評判もあまり良くありませんが、有用な木でもあります。
花言葉を知れば、その実態を正しく把握するきっかけを持てるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。