「ヒメユズリハ」は、ユズリハ科ユズリハ属の常緑樹です。
海外では台湾、朝鮮半島、国内では本州から沖縄にかけて分布し、照葉樹林内に生育します。
雌雄異株で、雌花は緑のままで、雄花は赤から紫になり、花期は5月から6月です。
今回は、「ヒメユズリハ」の花言葉について解説します。
「ヒメユズリハ」の花言葉
「世代交代」「若返り」「新生」といいます。
同属の「ユズリハ」の花言葉と重複します。
悪い意味にもなりますが、基本的には良い意味で、贈り物にもお祝いにも良いでしょう。
「世代交代」
ユズリハ属は、常緑樹ですが落葉のタイミングがはっきりしています。
春から夏にかけ、新しい葉が出ると、後を託すように古い葉が落ちるのです。
これを学校や職場の世代交代に見立てた花言葉です。
次の世代に譲る葉という意味で、「ユズリハ(譲り葉)」の名の由来にもなっています。
スポーツチームで後輩が成長し、主戦力になり始めた時贈るのに向きます。
定年退職のタイミングで、残る社員に贈るのも良いでしょう。
大学のサークルで、年度替わりのコンパ会場に飾る事も出来ます。
この花言葉が合わないのは、まだ現役世代にいようと考える先輩です。
出来るだけ円満に引退して貰うよう、より上の先輩に話を付けるなど、根回しをしましょう。
定年退職後の再雇用が予定されている上司へ贈る時も、気を付けましょう。
会社への不満を八つ当たりされる可能性があります。
「若返り」
こちらも葉が分かりやすく生え替わる事から付いた花言葉です。
常緑樹と呼ばれるどんな木も、永遠に同じ葉がある訳ではなく生え替わりはあります。
ユズリハはそれが一斉に起こるため、特に葉が若返ったように見えるのです。
新卒社員の入社式に飾るのに向きます。
アンチエイジングサプリメントの商品イメージにも使えます。
自宅で育て、若さを維持するため生活を整えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、自分より年上の人です。
年齢を揶揄していると伝わってしまいます。
あなたが本当に若返ったと思ったなら構いません。
「新生」
葉が新しくなった「ヒメユズリハ」の木をイメージした花言葉です。
人の入れ替えをして新体制になった部署に飾るのも良いでしょう。
組織改編して社名を変えた会社にも向きます。
この花言葉が合わないのは、地位が以前より下がった人です。
現状を受け容れるまで、そっとしておきましょう。
まとめ
「ヒメユズリハ」は背も高く立派ですが、目立つ花が咲く事もなく、見過ごしやすい木です。
花言葉を知れば、その特徴的な落葉にも気づけるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。