「ヒメウツギ(姫空木)」はアジサイ科ウツギ属の落葉樹です。
日本固有種で、関東地方以西に分布し、日当たりの良い川岸や、石灰岩の岩場などに生育します。
花は白く枝先にやや下向きに咲き、内側に両手を広げた人のような翼形の雄しべをつけます。
花期は5月から6月です。
今回は、「ヒメウツギ」の花言葉について解説します。
「ヒメウツギ(姫空木)」の花言葉
「夏の訪れ」「潔白」「秘密」「秘密の恋」などがあります。
意味深な花言葉が含まれ、ごく親しい相手と贈り合うのに向きます。
「夏の訪れ」
夏に先がけて咲き始める白い花は、色鮮やかな花が咲く真夏を予告するかのよう。
そんなイメージから付いた花言葉です。
夏間近の挨拶に向く花言葉です。
夏が好きな友人に贈るのも良いでしょう。
恋の時期を春として、恋愛期間を過ぎて結婚した人にも合います。
この花言葉が合わないのは、夏が嫌いな人です。
人が嫌がる事はやめましょう。
「潔白」
真っ白い花と、「姫」が持つ清らかさのイメージから付いた花言葉です。
正直で間違った事に手を出さない友人に贈るのに向きます。
何かと疑われやすい人を元気づけるのも良いでしょう。
意味を広げて、くっきり書ける白い顔料のマーカーの商品イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、利益のためなら多少グレーな事も厭わない人です。
人の行動を改める事は難しいものです。
どうしても価値観が合わないなら、静かに距離を取りましょう。
「秘密」
「ウツギ(空木)」とは、枝が中空で管状になっているところから付いたもので、しばしばアジサイ科の木につけられる名です。
そのまま「ウツギ」という木もあります。
空洞にものを隠し、秘密を守るという連想から付いた花言葉です。
会社で社外秘資料の印に使う事も出来ます。
庭に植えて、友達とした秘密の約束を思い出すきっかけにしても良いでしょう。
この花言葉を贈るのに合わないのは、何の秘密もない時です。
相手を不安にさせるばかりです。
「秘密の恋」
平安時代の姫が、宮中の庭に植えられた「ヒメウツギ」の中空の枝に恋心を隠す、というイメージから付いた花言葉です。
同じ由来で「古風」「謙虚」「風情」などの花言葉も付いています。
公表していない恋人へ贈るのに向きます。
恋人用のアカウントアイコンにも良いでしょう。
控えめな香水の商品イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、他へ知られると本当にまずい事になる秘密の恋の時です。
隠すなら徹底的にやらないと、すぐに漏れます。
まとめ
「ヒメウツギ」は目を惹く美しい花です。
花言葉を知れば、植えた人が込めた思いにも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。