「赤いひまわり」と呼ばれる花「チトニア」はひまわりに似た花を上むきに咲かせる植物です。
キク科ニトベギク属に属し、和名はニトベギク。
メキシコ原産で7月から9月に赤やオレンジ色の花を咲かせます。
「赤いひまわり」の呼称はまさにひまわりに似た花を咲かせることに由来し北海道でこのように呼ばれています。
今回はこの「赤いひまわり」の花言葉ついて解説します。
「赤いひまわり」の花言葉
「赤いひまわり」チトニアは、ギリシャ神話に出てくる美男子「ティトニス」に名前が由来しています。
また和名のニトベギクについては、新渡戸稲造が日本に持ち込んだことが由来になっているそうです。
そんな「赤いひまわり」チトニアの花言葉は「果報者」、「幸せ者」、「幸運」、「優美」、「あなたは美しい」、「軽率」などが挙げられます。
これらについて次から説明していきます。
「赤いひまわり」の花言葉「果報者」「幸せ者」、「幸運」
「赤いひまわり」チトニアがメキシコ原産であることは先にもお伝えした通りです。
暑さに強く、他の植物が弱ってしまうような暑さの中でも華やかな赤い花を見せてくれます。
そんな花の姿から「果報者」、「幸せ者」、「幸運」といった華やかな言葉がつけられたとされています。
「赤いひまわり」の花言葉「優美」「あなたは美しい」
「赤いひまわり」チトニアは背丈100から180センチと雄大な草姿が特徴の一つです。
7月から9月の暑い時期に真っ直ぐ空に向かって伸び花をつける姿はまさに「優美」です。
その美しさを讃えるように「あなたは美しい」という花言葉がつけられました。
「赤いひまわり」の花言葉「軽率」
「赤いひまわり」チトニアの名前の由来はギリシャ神話のティトニスにあります。
暁の女神エーオースに愛されたティトニスは、エーオースに請われたゼウスにより不死になります。
しかしエーオースは「軽率」にもゼウスに不死だけを願い、不老にしてもらわなかったためティトニスは次第に老いていき最後には蝉の姿になってしまいました。
このティトニスのギリシャ神話のエピソードから「軽率」という言葉が生まれたようです。
「赤いひまわり」の豆知識
見た目が美しく鑑賞に向く花ではありますが茎が大変折れやすいため切花としては不向きです。
耐寒性は弱いですが、暑さに強く育てやすい植物なので花壇などで楽しむことが向く花です。
まとめ
「軽率」といったマイナスイメージの花言葉も持ち合わせた花ですが、贈る相手へ幸福感や美しさを伝えることができる花です。
「赤いひまわり」を相手を賛美する気持ちを伝える際に言葉と共に贈ってみてはいかがでしょうか。