花の姿が特徴的な「ハマナタマメ(浜鉈豆)」は、マメ科ナマタメ属の蔓性多年草です。
海外では、中国、台湾、国内では本州以南に分布し、海岸の砂浜で這い広がり群落を形成します。
花は淡桃色で、花期は6月から8月です。
果実は、長さ10cm程の莢に2から5個の豆果が入ります。
今回は、「ハマナタマメ」の花言葉について解説します。
「ハマナタマメ(浜鉈豆)」の花言葉
「忍ぶ楽しみ」といいます。
「ハマナタマメ」の花は、重さで垂れ下を向きます。
大きな花は大きな豆を期待させる事から、忍びながら楽しみを待つイメージで付いた花言葉です。
種子を海流に乗せ運ばせる性質から、長い旅路を耐え忍び、新たな地で芽吹くのを楽しみにしているという連想も出来ます。
周囲にあまり大っぴらにしていないディープな趣味仲間へ贈るのに向く花言葉です。
周りに関係を明かしていないけれど、それを逆に楽しんでいる恋人にも合います。
忍者屋敷形アトラクションのイメージとしても使えます。
スマホの待ち受けにして、終わった後の楽しみを想像し、今を堪え忍び頑張る原動力にするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、堪え忍ぶのが限界になっている人です。
我慢して限界を知りキャパシティを広げる事が有効な場面も、確かにあります。
けれど、それはあくまで一時的なもので、限界の見極めと後の回復期間も必要です。
常時の我慢や、過ぎた我慢は何も生み出しません。
他に、楽しみだけで、特に何も忍ぶ要素がない人にも合いません。
「この人は何を言っているのだろう」と、不思議に思われるだけです。
「ハマナタマメ(浜鉈豆)」の豆知識
「ハマナタマメ」の名前の由来は、「ハマ(海辺)」に生える「ナタマメ(鉈豆)」というものです。
ナタマメの方の由来は、ナタマメが最大50cmにもなる大きなマメの莢を付ける事で、確かに藪を切り拓く鉈のようなサイズと形をしています。
一方「ハマナタマメ」は、太さはありますが長さは10cm以下と慎ましいサイズで、生物的に同属である事から付いた名です。
豆果は、見た目はマメでおいしそうですが、有毒なので食べるのには適しません。
まとめ
「ハマナタマメ」は地を這い、そこまで目立たない植物です。
花言葉を知れば、その花の姿にも気付くでしょう。
風景に色を足してくれる花言葉を、是非心に留め置いて下さい。