「バイカモ(梅花藻)」はキンポウゲ科キンポウゲ属の水草です。
「ウメバチモ(梅鉢藻)」「ウダゼリ」などの別名で呼ばれることもあります。
「バイカモ(梅花藻)」は手短に言えば「珍しくて花が美しい水草」です。
一部の地域では観光資源にさえなっています。
その葉は糸のような細い形をしていて、葉や茎の色はグリーン。
葉や茎は水中にありますが、水位が低下してもうまく適応するようです。
一方、花は水上に咲きます。
加えてウメの花のように5枚の花びらを持ち、色は白です。
多数の「バイカモ(梅花藻)」が水中から茎を伸ばし、白い花を咲かせている様は多くの人の目を楽しませています。
「バイカモ(梅花藻)」の花言葉
「バイカモ(梅花藻)」の花言葉は「幸せになります」です。
残念ながらその由来については何も分かっていません。
しかし「幸せ」や「幸福」といったよくある花言葉と比較すると、この花言葉は少しユニークであるといえます。
園芸店やウェブで気軽に購入したり、家の水槽で栽培したりできるような花ではありませんが、「バイカモ(梅花藻)」の花を見ながら「私は~という目標を達成することで幸せになる」「あの人の心を射止めて幸せになる」といった決意を固めるのも良いかもしれません。
「バイカモ(梅花藻)」の豆知識
「バイカモ(梅花藻)」は日本にのみ分布します。
また冷たく澄んだ水を好むため、特に温暖な地方においては珍しい存在です。
加えて流水の中でしか育たないので、個人が家の水槽で育てるのはほとんど不可能でしょう。
しかし名所に行けば、水中で優雅に揺れる「バイカモ(梅花藻)」の姿を見ることができます。
有名どころとしては滋賀県米原市の地蔵川や静岡県三島市の三島梅花藻の里など。
余談ですが、ボランティアによる保護が行われるほど個体数が少ない場所がある一方、冷涼な地域の一部では定期的な除草が必要になるほど増えるらしく、そういった場所では食用にするための試みがなされているそうです。
あく抜きをすればクセはなく、天ぷらやサラダなど様々な料理に使えるのだとか。
まとめ
「バイカモ(梅花藻)」は水草の一種で、ウメの花に似た形の白い花を付けるのが特徴です。
日本固有種であるうえ自生地が限られるということもあり、多くの地域にとっては珍しいものであると言えるでしょう。
一部では観光資源にもなっています。
また花言葉は「幸せになります」というもの。
購入や栽培は困難ですが、花を見ながら幸せになることを決意するというのも良いかもしれません。