「トモエソウ(巴草)」はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、シベリア、日本では北海道から九州にかけて分布し、山地や河川敷の日当たりの良い草地に生育します。
花には5枚の黄色い花弁が放射状に付きますが、バナナ型に曲がっており、スクリューを平面にしたような形を作ります。
花期は7月から8月です。
今回は「トモエソウ」の花言葉について解説します。
「トモエソウ(巴草)」の花言葉
「人気のある」「集中力」「秘密」があります。
良い意味と意味深なものが混じりますが、意味が合う場合贈り物などに向きます。
お祝いとしては意味深過ぎるので、使いたい場合は他の花と混ぜて意味を組み立てた方が良いでしょう。
「人気のある」
黄色く明るい花が、毎日少しずつ咲いて途切れない事から「常に魅力が保たれている」「惹かれる人が後を絶えない」という意味でついた花言葉です。
自他共に認める人気者の友人に贈るのに向きます。
人気商品の売り場ディスプレイにも良いでしょう。
皆の人気を得たいと考える時、部屋に飾り、気分から明るくしていくのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、関わりの浅い人です。
「なんでこの人のところで人気なんだろう、情報流出しているのだろうか」と、不安にさせるだけです。
「集中力」
曲がった花弁の形が、回すと中心に集中していくように見える事から付いた花言葉です。
反転させると広がっていくように見えますが、花言葉は集中の方に付いています。
一旦仕事や読書に取り組むと、周りがうるさくても全然気にしないような、集中力を持つ友人や同僚に贈るのに向きます。
外の音をシャットアウトしてくれるヘッドフォンのブランドイメージにも使えます。
集中力がどうも続かない時、スマホの待ち受けにして、まずは花にだけ集中し、雑念を払うのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、他の仕事や電話対応を逃れるため、聞こえないフリしているだけの人です。
パッと見では分かりませんが、仕事の効率を見れば一目瞭然です。
「秘密」
集中していくような花弁も、秘密のイメージと近いですが、これはオトギリソウ属に共通の花言葉として由来があります。
オトギリソウが薬草として一家秘伝の扱いをされていた事からついた花言葉です。
秘密を共有する時に贈り合うのに向きます。
他人に見られたくない日記帳や手帳のデザインにも合うでしょう。
この花言葉が合わないのは、口が軽い人です。
どんな方法でも口止めは無理なので、そもそも秘密を知られないようにしましょう。
「トモエソウ(巴草)」の豆知識
「トモエソウ」の名前は、花の形が家紋の「巴紋」に似ている事から付きました。
巴は「巴戦」など、単に複数のものが同じ点を中心に回る動きに対しても使われ、こちらで考えても意味は合います。
まとめ
「トモエソウ」は独特な形をしつつも可愛い花です。
花言葉を知れば、より好ましく眺められるでしょう。
花を鮮やかに見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。