炎が吹き上がるような花が特徴的な「タイマツバナ(松明花)」は、シソ科ヤグルマハッカ属の多年草です。
北アメリカ原産で、ハーブや鑑賞用として栽培されます。
幾つかの品種が作られていますが、原種の花は緋赤色で、花期は6月から9月です。
今回は、「タイマツバナ」の花言葉について解説します。
「タイマツバナ(松明花)」の花言葉
「身を焦がす恋」「感情性豊か」「野性的」「安らぎ」などがあります。
恋愛イメージが強いため告白や愛情表現に向きますが、そのような感情がない相手に贈ると違和感が出るので気を付けましょう。
「身を焦がす恋」
「タイマツバナ」の由来となった、燃え上がる炎のような花の姿から付いた花言葉です。
「燃える想い」「火のような恋」など、同じ意味で言い回しが違う花言葉が多数付いています。
「恋が身を焦がす」という表現は、高鳴る胸や熱くなる頬を、身体の中で激しく燃える炎に見立てたものです。
出会うと激しくドキドキするような相手への告白に向きますが、思いが通じた後の日常的な愛情表現には、少々暑苦しいでしょう。
「感受性豊か」
物事に触れて感情が大きく揺れ動く感受性の強さと、タイマツソウの炎のイメージを結びつけた花言葉です。
感受性に優れた友人に贈るのに向きます。
鋭い感性を持つ芸術家にも良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、感性を磨こうと心がけるのにも使えます。
人間、誰しも自分の感性が普通より少しマシだと思っているので、誰に贈ってもそこまで「自分には違う」とは言われません。
「野性的」
草丈1m程と比較的大きく、濃く燃え上がるような花姿の「タイマツバナ」からイメージしやすい花言葉です。
アウトドアなどに趣味がある友人に贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは粗雑な人です。
野生動物は、パワー以上に、繊細な感性がなければ生き残れないものです。
「安らぎ」
「タイマツバナ」は、別名を「ベルガモット」「レッドベルガモット」といいます。
これは、花と葉にミカン科のベルガモットと似た甘く安らぐ香りがある為です。
また、精油成分に殺菌作用があり、喉の痛みや消化不良にも効果があるとされます。
これらの性質からついた花言葉です。
一緒にいると安らげる友人や恋人、配偶者などに、お礼と共に贈るのに向く花言葉です。
その安らぎが、本当にその人の「素」である可能性はかなり低く、何かしらの努力や気配りが裏にあるため、言葉にせよ物にせよ、さり気ない感謝の気持ちは必須です。
まとめ
「タイマツバナ」は、圧倒されそうな存在感がある花です。
花言葉を知っていれば、思わぬ一面に気付く事が出来るでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。