イボクサはツユクサ科イボクサ属の一年草です。
日本では本州から琉球にかけて分布し、海外では中国、朝鮮に分布する他、北アメリカにも侵入が見られています。
湿地を好み、水田の畦などにも生える事から、扱いとしては雑草です。
今回はイボクサの花言葉について解説します。
「イボクサ」の花言葉
「生命力旺盛な」となります。
由来はそのまま、イボクサの生命力旺盛でよく繁る性質を花言葉にしたものです。
生命力溢れパワーみなぎる人への贈り物などに向きます。
他に、活発に活動しているスポーツクラブや会社組織など、様々なものに当てはまる花言葉です。
逆に元気でない人に対して、元気を付けて欲しいという意図で贈るのも合っています。
また、動物園やペットショップなど、生き物を扱う場所にも向きます。
自分自身に元気を付けたい場合、生花を部屋に飾る他、写真やイラストをスマホの待ち受けにするのも良いでしょう。
逆に合わないのは、持病があるなどあまり元気とは言えない状態で、しかもそれに対して前向きになれず悩んでいる人です。
こういう人の場合、ただ頑張れという気持ちを押しつけても、それ自体が負担になってしまう事があります。
「イボクサ」の豆知識
イボクサは漢字で疣草と書きます。
草自体にイボがある訳ではなく、「草の汁を付けると疣(イボ)が取れるから」、とされています。
このため、イボトリグサの別名もあります。
実際に効果があるかというと、そのような情報はなく、薬草としても扱われていません。
同じ科のツユクサは民間薬とされたようですが、用途は風邪薬や下痢止めで、イボに効くという話はありません。
逆に、本当にイボに効果がある植物がないかと探してみると、イネ科のハトムギが出て来ます。
ハトムギはヨクイニンという名前で、イボにも効く漢方薬とされています。
ヨクイニンは免疫力を高める効果があるため、結果としてウイルス性のイボを改善出来るという流れです。
ウイルス性ではないイボについては、基本的に塗り薬や飲み薬でどうなるものでもなく、外科的に取り除くしかありません。
薬局などでイボが取れるという外用薬が売られていますが、これの主成分は皮膚を腐食させるサリチル酸などの物質で、外科的に取り除いているのと変わらないのです。
その方向性で考えるなら、イボクサの汁も、水分でふやけてちぎりやすくなるという意味で一応の効果はあったのかも知れません。
まとめ
イボクサの花は薄紫のグラデーションがかかった大変可愛らしいものです。
花言葉を知れば、単に雑草として見逃さず、花を楽しむ機会も増えるでしょう。
風景に彩りを添える花言葉を、是非心に留め置いて下さい。