「スズラン(鈴蘭)」という花をご存知でしょうか。
「スズラン(鈴蘭)」は、ヨーロッパやアジアが原産であり、キジカクシ科スズラン属の植物です。
4月~5月頃にかけて、真っ白な鈴のような花を咲かせます。
その花は1cmにも満たないほど小ぶりで、花茎から10個ほどの花を下向きに咲かせます。
今回は「スズラン(鈴蘭)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「スズラン(鈴蘭)」の花言葉
「スズラン(鈴蘭)」の花言葉は、基本的には「再び幸せが訪れる」という意味が有名です。
小さな鈴がたくさん鳴っているかのような花の姿が、祝福の鐘を鳴らしているようですよね。
また、「純潔」「繊細」という意味もあります。
「スズラン(鈴蘭)」の白く可憐な花にぴったりのイメージです。
「再び幸せが訪れる」
友人や家族に贈るのにおすすめの意味合いです。
誕生日などにお祝いの気持ちを込めて贈るのも素敵ですね。
「希望」
新しいことにチャレンジする相手や、違う環境になる相手に贈るといいでしょう。
「純潔」
結婚する友人に贈るのにおすすめです。
可憐で美しく、清楚な雰囲気をもつ「スズラン(鈴蘭)」がぴったりです。
「スズラン(鈴蘭)」の花言葉の由来
「純潔」という意味は、「スズラン(鈴蘭)」が聖母マリアの花とされていることが理由です。
聖母マリアはイエスキリストの母として有名です。
一説によると、イエスキリストが処刑された際に聖母マリアが流した涙が「スズラン(鈴蘭)」になったと言われています。
また、「幸せが訪れる」という意味は、16世紀のフランス王であるシャルル9世が関係しています。
フランスでは5月1日が「愛の日」とされており、シャルル9世は1人の女性から「スズラン(鈴蘭)」の花を貰います。
シャルル9世はとても喜び、その幸せを分けようと、宮中の女性達に「スズラン(鈴蘭)」をプレゼントしました。
自分が貰った幸せを誰かに分け与えることで、幸せがまた訪れると考えられ、つけられた意味だといわれています。
フランスでは現在も、5月1日に大事な人へ「スズラン(鈴蘭)」を渡す風習があるそうです。
「スズラン(鈴蘭)」の豆知識
「スズラン(鈴蘭)」には、とある伝説があります。
ある日、セントレオナードという森の守護神が大蛇に襲われてしまいました。
セントレオナードは大蛇と三日間戦い続け、なんとか勝利しましたが重傷を負い、力尽きてしまいます。
すると、森の精霊たちがセントレオナードの勇敢さを讃え、彼の魂を癒すために沢山の花を咲かせました。
その花が鈴蘭だったと言われています。
まとめ
「スズラン(鈴蘭)」は、その愛らしい見た目だけでなく、素敵な意味の花言葉でも楽しませてくれます。
人に贈る時や、自分で育てる時、花言葉の意味を知っていると、より花を楽しむことが出来ます。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。