「スズメノヤリ(雀の槍)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「スズメノヤリ(雀の槍)」の花言葉とは? 花言葉

「スズメノヤリ(雀の槍)」は、イグサ科「スズメノヤリ」属の多年草です。

北海道から九州にかけて分布し、草地に生育します。

花は赤褐色で密集した塊状につき、花期は4月から5月です。

今回は、「スズメノヤリ」の花言葉について解説します。

「スズメノヤリ(雀の槍)」の花言葉

「邪魔しないで」といいます。

花穂が槍に喩えられる事から、武器を振りかざし近寄らないよう警告するイメージです。

また、花自体もトゲトゲしているように見えます。

誰かに贈るには敵対的過ぎるため、向かないでしょう。

邪魔されずに静かに過ごしたいという意図で家の庭に植えると意味が合いますが、それに気付いてくれるようなデリカシーのある人は、多分一緒にいても邪魔はしません。

創作で気難しいキャラクタや、何らかの心の傷で他人を拒絶しているキャラクタのイメージとしては使えます。

レンタルオフィスのシンボルにしたり、イヤーマフのパッケージデザインにも良いでしょう。

「スズメノヤリ(雀の槍)」の豆知識

「スズメノヤリ」の名前の由来は、真っ直ぐな茎と先に付いた花穂という形が、槍に見えた事によります。

と言われても、「スズメノヤリ」の花穂は、トゲトゲして丸く、どちらかというとモーニングスターのような棍棒武器に見えます。

実はこの「槍」「毛槍」の事なのです。

大名行列で、赤や白の房が付いた棒を持っている人がいますが、あれが毛槍です。

装飾部分は鞘で、鳥の羽根などが用いられました。

毛槍ならば、「スズメノヤリ」によく似ています。

さて、槍は解決しましたが、「スズメ」の方はというと、小さい植物の表現の1つです。

また、単に小さいだけではなく、田んぼの周辺や人里など、スズメがいそうな場所に生えるという性質も織り込まれています。

「スズメノヤリ」自体にも、「雀の稗(スズメノヒエ)」という別名があります。

花穂をヒエの実に見立てたもので、本来はこちらが正式名でしたが、イネ科の同名種と混同するため、今の名になりました。

他に「雀の粟(スズメノアワ)」「シバイモ」「シバクサ」「カエルグサ」など、地域で様々に呼び慣わしていたようです。

もう一つ「槍草(ヤリクサ)」という別名がありますが、こちらは「スズメノテッポウ」の別名になっています。

こういった名前の混乱は、雑草とされる草にしばしば見られるものです。

まとめ

「スズメノヤリ」は小さいけれど特徴的な花をしています。

花言葉を知っていれば、それに気づき楽しむ事も出来るでしょう。

風景に色を足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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