夏においしい「スイカ(西瓜)」は、ウリ科「スイカ」属の一年草です。
熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯原産で、古代エジプトで既に食べられていました。
その後、地中海を通じてヨーロッパに伝わり改良が重ねられ、日本には室町時代以降、中国またはポルトガルから渡来したと言われています。
日本全国に広まったのは江戸時代で、定着したのは大正時代以降となります。
花期は6月から7月で、果実が実るのは約30日後です。
今回は、「スイカ」の花言葉について解説します。
「スイカ(西瓜)」の花言葉
「ずっしりしたもの」「どっしりしたもの」「かさばるもの」があります。
悪い意味にも取る事が出来るため、相手との関係性に注意しましょう。
「ずっしりしたもの」
重たい「スイカ」の様子から付いた花言葉です。
世界一大きい「スイカ」は159kgもあるそうですが、一般的な大玉「スイカ」であっても3kgはあり、これに匹敵するフルーツはまずありません。
現代日本の価値観では、体重は多い方が良くないように受け取られてしまうため、通常、人に贈るには向かない花言葉です。
「どっしりしたもの」
こちらは、重たくてなかなか動かせない「スイカ」のイメージから付いた花言葉です。
必ずしも重さを意味しない為、会社の中で重要な位置にいて睨みを利かせる部長などに贈るのに向いた花言葉です。
柔道や相撲などを極め足腰がしっかりした人にも向いています。
建設会社の敷地で育て、シンボルにしても良いでしょう。
何かと目下の人にも軽んじられるような時、「スイカ」を食べて気合いを入れる事も出来ます。
この花言葉が合いそうで合わないのは、単に動くのが嫌なだけの人です。
皮肉のつもりで贈るにしても、「スイカ」自体がおいしいので、好意ある言葉と受け取られがちです。
「かさばるもの」
「スイカ」の大きさから付いた花言葉です。
「スイカ」が丸ごと入る冷蔵庫であっても、スペースが空いているかは別問題です。
まして、独り暮らしの冷蔵庫には、半分に切っても入りにくく、小さく切って何とか収めても食べるのに一苦労です。
単に大きいだけでなく、「実態が伴わず邪魔」というニュアンスも付くため、人に対して使うと悪口になりやすい花言葉です。
創作のキャラクタイメージとして使う事には向いています。
「スイカ(西瓜)」の豆知識
「スイカ」は果物ではなく野菜に分類される、というのは有名な豆知識ですが、これは分類方法によりやや異なります。
園芸分野では「果菜」に分類され、ナスやトマトなど、果実を食べる野菜扱いになります。
青果市場では「果実的野菜」とされます。
もっとも、「果物」という言葉を厳密に言うと、「木の生り物」を指すため、バナナやパイナップルも該当しなくなります。
小うるさい人とテーブルを囲む時は、外来語の「フルーツ」と曖昧に呼ぶのが、無益な争いを防ぐ平和的な方法です。
まとめ
「スイカ」は身近なフルーツです。
花言葉を知っていれば、より親しみを感じられるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。