「サワギク」(沢菊)はキク科「サワギク」属の多年草です。
北海道から九州にかけて分布し、沢沿いの林下の日陰で生育します。
花はノギクに共通する姿で全体が黄色く、5月から8月が花期です。
今回は、「サワギク」の花言葉について解説します。
「サワギク(沢菊)」の花言葉
「特異な才能」「高貴」です。
どちらも良い意味の花言葉ですが、相手を限定する内容のため、選んで使いましょう。
「特異な才能」
野生のキク科植物は通常、日当たりの良い場所で育ち乾燥にも比較的強いのですが、「サワギク」は日陰の湿った場所を好みます。
そんな性質からイメージできる花言葉です。
あっと驚くような変わった才能を持つ友人などに贈るのに向いています。
業界オンリーワンの商品で存在感を持つ町工場や、学科名を目新しくした私立大学などの宣伝イメージに使えます。
部屋に飾り、才能の開花を期待するのも良いでしょう。
この花言葉が向いていないのは、才能がない事が成功しない理由と考えてしまう人です。
プラスにせよマイナスにせよ、そういう人との会話で才能を話題にするのは避けましょう。
「高貴」
これはキク全体の花言葉です。
他に「高尚」「高潔」もありますが、意味は近いものです。
「花」と言われてぼんやり思い浮かべる形はノギクの姿ではないでしょうか。
標準的な姿とは平凡ではなく、乱れのない美の究極です。
そんなキクの姿から想像しやすい花言葉です。
立ち居振る舞いが上品で、精神も気高い友人に贈るのに向いています。
ファッションなどのハイブランドのイメージにも向いています。
この花言葉がピッタリ合う人はあまりいませんが、特に合わないのは品性に欠ける人です。
品性はその人の生きて来た歴史そのもので、幼少時に確立された事は人格に根付くため、抜本的な改善は困難です。
直せないものを直せと言うのも、器の小さい行為ですので、ありのままを受け入れましょう。
「サワギク(沢菊)」の豆知識
「サワギク」は別名を「ボロギク」とも言います。
果実を広めるための綿毛がボロ布のように見えるから、というのが由来です。
そこまで不均質でもないのですが、毛足が長いために乱れがどうしても目に付きやすいのでしょう。
まとめ
「サワギク」は可愛らしい花です。
花言葉を知っていれば、その性質に気付き、より興味深く観察出来るでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。
