「シデコブシ(四手辛夷)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「シデコブシ(四手辛夷)」の花言葉とは? 花言葉

「シデコブシ(四手辛夷)」はモクレン科モクレン属の落葉低木です。

「ヒメコブシ(姫辛夷)」と呼ばれることもあります。

自然には岐阜県、愛知県、三重県の一部にのみ分布している珍しい種ですが、市場にて入手することは難しくありません。

ゆえに庭木や街路樹としてしばしばその姿を見ることができます。

花は細長い花びらが15枚前後あることが特徴で、色は白やピンク、大きさは10cmほど。

開花期は3~5月です。

また、花の色の濃いものは特に「ベニコブシ」と呼ばれることがあります。

「シデコブシ(四手辛夷)」の花言葉

「シデコブシ(四手辛夷)」の花言葉はコブシと共通で、「友情」「友愛」「歓迎」「信頼」「愛らしさ」などです。

いずれも花の姿に由来しており、例えば「友情」「友愛」はその花の真っ白い様から、「歓迎」はその花が手を広げて歓迎する様をイメージさせることから、「愛らしさ」はそのつぼみがかわいらしい子供の拳をイメージさせることから来ています。

お店のようなお客様を多く迎え入れる場所、お客様が多く通るであろう道、学校のような友情を育むべき場所には持ってこいと言えるでしょう。

「シデコブシ(四手辛夷)」の豆知識

「シデコブシ(四手辛夷)」はジメジメしているが明るい、湿地や川沿いのような場所を好みます。

ゆえに大規模な繁殖が難しく、自生地の一部は天然記念物に指定されているほどです。

代表的なものは愛知県田原市の「椛のシデコブシ自生地」や三重県菰野町の「田光のシデコブシ及び湿地植物群落」で、それらは観光スポットとしても知られています。

また名前にある「シデ(紙垂)」とは神社のしめ縄や玉串などに付いている白いギザギザの紙のこと。

花の様子が紙垂をイメージさせることからこの名が付きました。

また「ヒメコブシ(姫辛夷)」という名前の由来はコブシより少し小さいことからです。

余談ですが、野生の個体が多く見られた頃にはシデコブシの開花を農作業の目安にするということもあったと言われています。

まとめ

「シデコブシ(四手辛夷)」はコブシの仲間で、細長い花びらが多い白やピンクの花を付けるのが特徴です。

野生の個体は一部の県にしか分布しない貴重なものですが、市場においては広く出回っており、庭木や街路樹としてしばしばその姿を見ることができます。

花言葉はコブシと共通で、「友情」「友愛」「歓迎」「信頼」「愛らしさ」など。

人が集まる場所やお客様を迎える場所などにはよく合っている花だと言えるでしょう。

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